「いつもにこにこ・みけんにしわなし」
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今日は、マルの2歳の誕生日だ。
8時ごろに起きてきたマルと、 「今日はお誕生日だから、ケーキ作ろうか?」 「きーき!?やーい!」(ケーキ!?わーい!) それから、お花も買って、プレゼントも買って、と みんなが起きてくる前に頭の中で段取りをする。 昼前に全員が起きてきたときには、 私の頭の中で、お誕生日パーティーの後片付けまで終わっていた。
それなのに。
突然、朝風呂から上がってきたダンナが、 「ヨシ!今日は、やるぞお!」 は?なにを? 「まずはカビキラー!」 はぁ????? 私が妊娠中ですら、ボクはあれすると気分が悪くなるからといって、 結婚以来一度もしたことないヒトなのに。????? 「すみません、今日は、マルのお誕生日なんですけど。」 「うん!おめでとう、マル!」 「あのぅ。カビキラー今切れててないんですが。」 「むぅ。じゃ、とりあえず風呂のふたを干そう!」
母呆然。 でもまぁ。張り切ってるし、させておこう。 「ホラ、おとーちゃんのお手伝いみんなでしたらぁ?」 「うん!する、する!」 庭に、お風呂の中のものをみんな出して、芝生の上でバスマジックリンまみれにして、 ひげ長男をはじめ、4人とも、ごきげんだ。
終わったか?と思ったら、 「さぁ!次は畳をあげよう!」 ????はぁぁぁぁぁぁっ????? 「あのう。今日はマルのお誕生日なんですけど。」 「うん。でもいい天気だから!」
さよか。 私の頭の中からお誕生日パーティの料理の献立が消え、 代わりに、子連れでいけるおいしいレストランが検索モードに入った。
ひげ長男がここでも隊長だ。 「モックーン、雑巾とバケツもって来てー」 「ミー、ゴミ箱どけて。」 「マル!おもちゃ、ポイポイしたらメッ!」
ひげ長男が畳をあげてベランダに干してゆく。 そう、お布団がたくさん干してあるベランダに。 畳を叩くものを探しているので、心の中で悲鳴をあげる。 布団たたきの場所がわからなかったらしく、とりあえず干しておくことにしたらしい。
私はこういう時、口も手も出さない。 ひげ長男@ダンナは、あんなに張り切っているではないか。 「もうっ!おかーちゃんに貸しっ!」などと取り上げてはいけないと心得ている。 どんなに手際が悪くとも。
畳をあげたあとに掃除機をかける。雑巾で拭く。 子供達は「4人」ともおお張り切りだ。
終わったか?と思っていると、 「おかーちゃん、ゴキブリほいほい買って来たのあったやろ。」
なんでもしとくれやす。 「プレゼントを買いにおもちゃ屋さんに行く」のが、 うちの前の「本屋さんで絵本を買う」に変更になった。
「あ、そうそう、さっき、お袋から電話があって、 今から来るって。」
・・・・・・・・。押忍!
そしてすべての作業は、そのまま中断された。
おとうさんとおかあさんは、今日がマルの誕生日だと知らずに遊びに来てくださった。 おみやげはショートケーキ。
「ちょっと、待って!」 私は台所から、赤いろうそくを二本出してきて、マルのイチゴショートにさして、火をつけた。 「お誕生日、おめでとう!」 「おめでとう!」
おめでとう、マル。 happybirthday. fill the world with love.
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