田んぼの横の細道はいつも蛙の声がして吹き渡る風につれ若い緑の波が寄せた田んぼの横の細道は淡い枝豆のにおいがした遠い街の一隅で鼻をかすめるあのにおい良いことばかりでなかったけれど雨上がりには土の香がした田んぼの横の細道はいつもあの日に続く道吹き渡る風につれて心の奥に波が寄せる