新人監督日記
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2002年10月19日(土) 日本大学医学部戦へ向けて

いよいよ今シーズンの開幕戦です。

対戦相手は2部から昇格してきた日本大学医学部です。
先週、東京大学医学部に37-0と圧倒されたものの、
油断は禁物です。

スケジュールの都合がつかず、今週は思うように
幹部以下選手達と話をする機会が取れませんでしたが、
そのような状況の中でもわずかな時間ながら幹部学生を
中心に試合へ向けて話をすることができました。

幹部としての責任感からプレッシャーを感じる者や、
対戦する日本大学医学部とのシュミレーションに苦労する者など
色々でしたが私が彼らに強調したいことはただひとつ。

「ただ目前のプレーに集中する」

ということだけです。
とかく、開幕戦とはナーバスになったり余計に深く考えすぎたり
するものです。

しかしながら、いざ試合が始まれば悩む暇はありません。
次々と展開されるプレーに対して自分の責務を果たさなければなりません。

今までの実戦経験が少ない者ほどとくに不安にもなるでしょう。
そのような時にこそ、ひとつひとつのプレーに集中して欲しいのです。

細かいことはごちゃごちゃ考えず、ただひたすらに審判の笛がなるまで、
目の前の選手をブロックする、ボールをひたすら追いかける、無心でタックルする。

誤解を覚悟して言えば、結局はそれだけで良いのではと私は思います。
もちろんフットボールには格闘技としての側面と、戦略性としての
側面がありますが、選手達がフィールドにたった時にはいかに気持ちで
相手を上回ることができるかだと思います。

彼らに戦略性などで柔軟な対応力が欠けているのであれば、いくらでも
フォローすることは出来ます。

しかし、気持ちの面をフォローすることはできません。それが出来るのは
本人しかいないからです。

ですから、今試合へ向けて私が最も注意することは選手達が気持ちで日本大学
医学部を上回ることができるようにサポートすることだと思っています。

フィールド上で一つ一つのプレーを最後までやり抜く集中力と相手を上回る気持ちを持ち続けることができれば結果はおのずと付いてくるものと信じています。

関係者の皆様を始め数多くの皆様のご声援をよろしくお願いいたします。





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