もう過ぎてしまったが去年・今年と敬老の日がくる度に思い出すことがある。
あれは一昨年の敬老の日だった。
その頃大阪の実家に住む私の祖母は98にしてまだまだ元気。 足腰が弱っていたのでほとんど寝たきりに近い生活はしていたが、気は達者で顔の色つやも 良かった。
そんな祖母の元を区役所のお偉いさん方が大人数でお祝いに訪れてくれた。 区で2番目の長寿だったそうな。 記念品とともにお言葉もたくさん戴き、最後にみんなで記念撮影。なんでも区民便りに載せて くれるらしい。
けれど待てど暮らせど区民便りにその写真は載っておらず・・・
やがて年も変わり。 翌平成14年2月に祖母は99歳で大往生を迎えた。
そしてそれから数ヶ月後。 実家に届いた区民便りをなに気に開いてみたところ。 もう敬老の日の写真のことなどすっかり忘れてしまっていた私たちの目にとまった一枚の写真。
まあこ 「 これおばあちゃんとちゃうん?! 」
母 「 いやほんまや! 去年の敬老の日の写真やん! 」
区役所のお偉いさん方に囲まれてにこやかに微笑むおばあちゃん。 そして写真の下には
「 ○○キサさん98歳。 ・・・・・・・・。 いつまでもお元気で 」
おい! もう死んでもてるっちゅうの! 遅すぎやんか! (>_<)
だいたい。 後ろに写ってる役所のおじさんも一人死んでもてはるし (-。-)ボソ・・
母と二人で苦笑いするしかなかった (-"-;)
お役所さん。仕事は素早くお願いしたいものですなぁ。
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