川底を流れる小石のように。  〜番外編〜  海老蔵への道!
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2004年09月16日(木) ☆ゆっくり歩け、たくさん水を飲め、顔を洗うな。☆

 9月に入って、それでも居座る夏との攻防戦を繰り広げつつ、
 濃い毎日が過ぎてゆく。
 こりゃいったいどうしたというのだ、とつぶやいてしまうほど、
 仕事が忙しくなってきた。
 昨日あたりは、
 次から次へと、どこからともなく湧き出でる無理難題の大波小波が押し寄せて、
 脳みその血管がぶちっとちぎれるくらいにトイレに行きたくても、それすらかなわず、
 もう本当に勘弁してー!と顔を覆って泣き出したくなる程だった。
 鳥肌までたって、もう笑うしかない。
 
 それでも、ヒマでしようがないよりはずっといい。
 目の前に「名古屋行き」と「パリ行きの」ニンジンをぶらさげて、
 ともかくひたすら働く。

 
 そんな毎日を潤してくれた、いくつかのこと。

 村上春樹の新刊「アフターダーク」
 「ゆっくり歩け、たくさん水を飲め」というわけで、
 本屋で見かけるなり購入、読み干す。
 この人の本を読んでいて、何故か最も好きだと思うのは、
 「歯を磨く」とか「サンドイッチを作る」とか「ビールを飲む」などの、
 なんてことない日常の動作を、
 きちんと丁寧に過不足無く気持ちよく描写しているところ。
 新刊でもそれは健在で、
 そういう描写を読むと、私はすっきりと気持ちが落ち着く。
 静かに夜が深まって、次第に夜が明けてゆく、
 時間の流れをずっと見つめているようなお話だった。


 LUSHのあれこれ。
 お友達にバスボムをいただいたのがきっかけ。
 色々な大きさで色々な香りの、テニスボールくらいの大きなバスボムがたくさんあり、
 贅沢に、そのうちの一つをドボン!とお風呂に入れると、とてもとても良い香り!
 あまりにも色々な香りがあるので、選ぶだけでも楽しい。
 買ってきたバスボムは、引き出しや、職場のロッカーに入れておくと、
 ほのかに良い香りがずっと続いて、ホッと嬉しくなる。

 こないだ初めてバブルバーを試してみた。
 ちぎってお風呂に入れて、フワフワのバブルバス!
 これがまた、良い香りとしなやかでたっぷりの泡で大満足。

 おかげで、最近の友達への誕生プレゼントやなにかは、ほとんどLUSHで決めてる。
 


 そして、ある朝耳に飛び込んできたのが「肌断食」という、あまりにもセンセーショナルな言葉!
 「肌断食」だぞ!
 なんと衝撃的でキャッチーでインパクトの強い言葉であろうか。
 佐伯チズさんの語る、↑のような話に聞き入ってしまい、
 あやうく遅刻するとこだった。

 職場のKちゃんも同じはなまるを見て、目からウロコ組。
 昼休みに、あーだこーだと内容を吟味検証し、これはやってみるしかないだろう!ということに。

 洗いすぎず、こすりすぎず、つけすぎず、を合い言葉に、
 三日間、顔も洗わずメイクもせず、ともかく過ごしてみた。
 まさかこの歳で、すっぴんで仕事場に行くことになろうとは。

 けど、寝坊してすっぴんで仕事に駆けつけるのとは違って、
 確信犯だし、確固とした信念というか言い訳というか、大義名分があってのすっぴんだと、
 案外平気なものだ。
 顔を洗わず、お粉だけはたいて、眉は描いたけど、すっぴん。
 すがすがしい。
 思ったよりもかさついたり痒くなったりもせず、想像以上に心地よい。
 断食明け後も、言いつけを守り、ダブル洗顔禁止、ふんわりやさしくお手入れしてみると、
 思いの外イイ感じだ。
 きたるべき乾燥の季節も、これなら乗り切れるかもしれぬ。


 そして名古屋。
 千秋楽に行くつもりだったのだが、ちょっとしたご縁で連休あたりにも行くことになってしまった。
 うひょひょー!
 名古屋情報を清たろちゃんに聞いたりして、ますます楽しみ。

 パリは「王妃の館」を読み終え、
 今はこれを見つけて、しみじみ眺めてニヤニヤしてる。
 この本、きれいな写真満載で、さらにガイドブックとしてもお役立ち。

 そんななか12月の京都南座顔見せのお知らせをいただき、
 にひにひしながら、作戦会議。
 
 今年いっぱい、私は気が狂ったように遊ぶと決めたのだ。
 もう立ち止まらん!


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