川底を流れる小石のように。 〜番外編〜 海老蔵への道!
もくじを見てみる|ひとつ前|現在に近づいて|プチ画像日記
今日も今日とて、歌舞伎座通い。 先週あたりの無理がたたって、風邪ぎみ。 風邪薬を飲みつつの、一日通しは眠気との戦いとなった。 とはいえ充実の今月ではあるので、 幕間にだるーんと過ごしても、演目がはじまると、シャンとした気持ちになる。
さすがに歌舞伎座で調達できるあらゆる食べ物にも飽きたなあ。 三階の蕎麦屋も、「暫」の期間限定海老カレー(カリカリの海老フライがのってる)も、 歌舞伎蕎麦も、お弁当も、どれも、もうお腹いっぱい。 なので、昼の部のあと、外に出て三越へ。デパ地下へ。 今ここでは、「観劇弁当キャンペーン」をやってるらしい。 福助さん贔屓のお友達の為に、応募券をもらう。 美濃吉のお弁当、美味しかったー。
本日の海老蔵、風邪は少しは良くなってるみたいで、 咳は聞こえなかった。 けれど鏡獅子の弥生ちゃんのとき、背中にびっしょり大汗をかいており、 今まで私が気が付かなかっただけで、いつもこうなのか、 風邪で嫌な汗かいてるのか、わからん。 獅子の精のジャンプが高くて、 一瞬、空中で止まってるようにみえて、わお!と目をみはる。
助六では、通人さんのネタがちょっと変化していたり、 台詞をかえていたり。(ネタバレ反転) へえ〜ボタンを押してたのと、 おや、中村屋さん、NY公演のチケットも売り切れたそうで、おめでとうございますと言ってた。 助六は、意休のことを「大きな蛇」呼ばわりするのだけれど、 13日だったかは、左団次によく似た蛇だーと言っていたところ、 今日は宇賀神に似た蛇に戻していた。 日々、あちこち試行錯誤してるんだろうなあ。
白酒売りとのくだり、初演の頃とイメージが違うので、 気になって、また2000年のビデオを見かえしてみた。 こうしてみると、随分と大きく成長したのだなあーと驚く。 ビデオの青々とした助六も好きだったけど、 今、歌舞伎座で見られる男前助六が、もっと良い。
三津五郎さんの白酒売り、助六が紙衣に着替えるシーンで、 かいがいしく手伝う姿が好ましくて好きなのだが、 勘九郎さんはそこは、あっさり。 けれども、兄弟らしい親しみのこもったやり取りは、 勘九郎さんと海老蔵の関係をもうかがわせる雰囲気で、いいなあと思う。 えーと、三津五郎さんの十郎はA型っぽくて、 勘九郎さんの十郎は0型っぽい、みたいな感じ。(こらまたなーんのこった)
そんなこんなで、 仕事していても電車にのっていても、 脳内ではオンデマンドで助六放映中な状態。 これって、なかなか楽しい。 今しか味わえない、頭いっぱいな充実感だろう。うひひ。
○○追記○○ 土曜は成田屋友達と、襲名興行東京の部、中間反省会をした。 銀座をブラブラしていると、ウインドウにキラキラ派手ハデな洋服がいっぱい! 翌日3列目で観るという子に、あれを買ってやるから着て行けと言い出すねえさんあり、 千秋楽に持っていくーとハンドバッグを買うお嬢さんあり、 パリ〜のために仕事やめるかも・・・と言い出す娘あり、 実に、それぞれの襲名堪能月間であることだなあ。
そうこうしていたら、日曜に届きましたよ。 松竹座の切符が。 月末に観劇予定なので、微妙に料金が夏休み価格なのが泣けたものの、 予算以内のツアーパックを見つけて、今日申し込んできた。 やははー!おおざかだよー! 弁慶だよー!与三郎だよー! 私の誕生日の近くに「海の日」があるおかげで、 昨年はこの人のお世話になり、北海道ウニ食べまくりツアーだったし。 今年は大阪で弁慶堪能予定。 海の日、ありがとう! 次の観劇は、一家そろって助六予定。 (母の日ばかりじゃなんなので、父の日のプレゼントは助六になった次第) おそらく添乗員さんよろしく、お世話しまくらねばならず、 どうなることやら。
|