なべて世はこともなし
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2007年04月11日(水) Liffey川沿いにIntercity列車が走る

皆様、ごぶさたをしております。…ちゅうか更新が滞っているにもかかわらず、毎日数百人の方が訪れてくださって、本当に申し訳ないのひとことに尽きます。そんな皆様を裏切らないために(すでに裏切ってるっちゅうの)、何とか更新です。深く考えないで書いてます。力尽きて寝るまで書いてみますです。


突然ですけど、鉄道の車両って一体どうやって運んでるんでしょうね(実は、この書き出しで読者さんの中に数人混ざっている鉄分豊富な方を召喚してます)。たとえば、日本のどっかの鉄道の車体を作る工場で作られた車両をどっかまったく別の場所に移動するという場合どうするか。


たとえばJRの場合だと新幹線を除き日本全国通津浦々線路の幅はいっしょなので線路は続くよどこまでもというわけで、たとえば(そんなことをホントにやってるかどうかは知らんが)新潟の工場で作った山手線の車両を線路を使って東京まで運ぶというのは十分可能なわけで。


ところが、一部私鉄はJRと線路幅が違うのでこの方法が使えない(と思う)。聞いたところによれば、そんなときには船で運ぶこともあるらしいです。ところが、港から線路まで距離があることもあるわけで、そんな時には日本では特殊なトレーラーを使って港から線路まで陸送することがあるらしいです。これ、車両の幅とかを考えると大変な作業になることはシロートの私にも容易に想像がつきます。


かくして、交通量の少ない深夜などに、ころりとひっそりと陸送することもあるらしいです。ちなみに今、裏付けのためにググってみたけどあまり有益な情報が見つからない。つまり、けっこうレアな話なんだろうなと思う。


なんでまたこんな話を始めたかというと、今日の会社からの帰りに話が飛びます。そりゃ10日も休みを取った私が悪いんですが(ちゅうか、1月に日本に行くために2週間、今回1週間、5月にさらに日本に行くために2週間、いったいどうやったらこんなに年休がとれるのかは自分自身でも謎)、朝の8時から夕方の7時まで仕事をしていてほうほうの体で家に向かう途中で信じられない光景を見てしまったからです。


ええい、勿体ぶってもしょうがない、とりあえず写真をご覧いただきましょう。今日に限ってカメラをリュックに入れてなかったので、ケータイのカメラでの撮影です。





4月10日午後7時。ダブリンの市中心部にてIrish RailのIntercity陸送の図。ちなみに、写真は推定機関車ですが、この後ろのトレーラーは客車を運んでました。


いくらラッシュ時を少し外れていた、かつ、イースターホリデーで交通量は少なかった。だけどさ、昼日中にこんな大きなものを、ダブリンの中心部を堂々と使って運ぶか。フツー。


ただ、ひとつ新発見だったのは、列車の幅って、車やトラック・バスなどのそれよりはるかに広いと思ってたんですよね。ですが、この写真を撮影した後にちょっとぎりぎりながらも右側の車線を使ってこの列車(トラックか)を追い越しました。つまり、車の車線の幅に収まるって事ですね。さすがにイナカのほうの狭い道でそううまくいくかは謎ですが。


これは憶測にすぎないのですが、この見た感じ疲れ果てた古い老朽化した車両(正確には車体ですが)をダブリン港まで運んで、船でさらにどっかに運んで解体をするのではないかと思う(いくら発展途上国とかでも、このくたびれ果てた車両を引き受けたがる国や企業はない気がする)。


(実は、ここで結局寝てしまっていたことに気がついた。ここからは翌朝慌てて書いてます)。


ただ、ダブリン港に列車を回送したいだけなら、ダブリン港までちゃんと鉄路があるんですよね。となると、なんで、夕方の比較的交通量の多い時間にわざわざ街の中心で列車をトレーラーを使って陸送していたのか、ああアイルランドの謎がまた増えてしまった。




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