なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2006年11月20日(月) |
Snigel受難の朝(1) |
…言いえて妙なタイトルだな。どーでもいいことですが、私、通常は日記を書き終わった後にテキトーに表題をつけます。が、今回はなぜか表題がふっと頭に浮かんだのでそれから先に書きました。そうなんです。受難の朝でした。
朝6時30分。いつものようにケータイのアラームが鳴る。寒い。起きたくない。月曜日なんて嫌いだ。
数分後、アラームが再び鳴る。いやいや起きる。で、シャワーを浴びようとするが…お湯が出ない。生ぬるい…いや、そんなもんじゃない。冷たい。
これは自業自得といわれりゃそれまでなんだけど、お湯のタイマー、セットするのにわざと湯沸かし器の電源が入る時間ではなく、現時刻をずらしてセットしたのだ。どうしてかは聞かないでほしい。で、ひでかすが親切心でその時刻を合わせたので、結果、湯沸かし器の電源の入る時間が1時間くらい遅くなり、お湯が沸いてなかったしだい。
まあ、これくらいなら、まだわかる。で、凍えきった体でスーツを探す。ない。なんと、普段会社で着ているスーツは全部クリーニングに出さなければいけない状態。着るスーツがない。やむなく新品のスーツを下ろす。これまたジャスコの1万円スーツなことは秘密ですが。そんなこんなで10分遅れる。
ただ、この時点では私は運がいいと思っていた。というのも、昨日、私は何を血迷ったか車の車内を清掃する気になったのだ。で、うちの前庭は非常に狭く、車を前に出さなければ後ろのドアーを開けることができない。話はそれるけど、新しい家は、玄関からの出入りの動線を確保するために、前は家まで数センチ、横は隣の家の策まで数センチのところまで車を寄せないと出入りに差しさわりがある。で、車は3回切り返さないと駐車できない。考えてみると、東京の下町にある家みたいだ。
かくして、車を数センチ前に出そうとエンジンをかけて気がついた。おーい、またパンクしてるよ。
この、世界でも住みやすさランキングでトップクラスに入るとされるアイルランド、なぜだか道路によく釘が落ちてるんですよね。車がパンクするの、今年で多分3回目。今回もご多分に漏れず、釘が突き刺さっておりましたとさ。あわててひでかす監修の元タイヤ交換実際はほとんど彼にやってもらったんだけどさ。
ただ、運がいいなあと思ったのは、もし、このパンクの事実に月曜日の出勤前に気がついていたとすれば、タイヤ交換に20分とかかかるから、遅刻は免れなかったと思う。そういう意味で、突然思い立って車を掃除する気になったのは、かなり運のいい話だと…思っていた。
で、話は月曜日の朝に戻る。たとえ水シャワーを浴びても、着るスーツを見つけるのに時間がかかって遅刻寸前でも、なにせタイヤは昨日交換したから運がよかったんだ。そう自分に言い聞かせつつ車に乗って茫然自失する。
バッテリーが上がってるよ。
これを受難の朝といわずになんと言う!
続く。
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