なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2006年11月13日(月) |
くされEircomに電話すると、こんな感じです。再現してみました。 |
さてさてさて。ただいまEircomに電話しました。前回に続いてで恐縮なのですが、この会社のダメさ加減に今一度おつきあいいただきましょう。
くされEircomに電話をするときはまず、1901に電話します。すると、機械が、しゃべり始めます。
機械:「Eircomにお電話いただきありがとうございます。この通話は無料です。よりよいカスタマーサービスのためにお客様の通話を録音させていただくことがあります。お客様のお電話を正しくおつなぎするために、いくつかの質問をさせていただきます。次の4つのうち、お客様のお電話の内容に最も近いものをおっしゃってください。『サービスについて』『すでにされているご注文について』『請求書について『電話の故障』」
ここで私たちは、屈辱的にも機械に話しかけなければいけません。これ、Voice Recognition System(音声認識装置)というらしく、1から4までの番号を選ぶ代わりに自分で言ってくれ…というわけ。どっちがいいかは意見の分かれるところだと思いますが、私には、機械に話しかけるという行為があまりにばかばかしく思えてなりません。多分、二択でプッシュホンで番号を選ぶのとこの音声認識装置で機械に話しかけるのどっちか選べと言われたら、たぶんほとんどの人はプッシュホンを選ぶんじゃないだろうか(異論のある人は掲示板までお気軽にどぞ)。
そんな文句を言っても始まらないので、機械に、「サービスについて」と言ってみます。
※機械:「それでは、お客様の電話番号を市外局番から、どうぞ」 私:「(機械的に)ゼロ、ワン、ナイン、エイト、セブン、シックス、ファイブ、フォー、スリー」(言わずもがな電話番号は架空です) 機械:「お客様の番号は、、ワン、ナイン、エイト、ファイブ、シックス、ファイブ、フォー、スリー」 私:「ちがーう」("No!") 機械:「失礼しました。それでは、もう一度、電話番号を市外局番からどうぞ」
ちなみに、この番号入力はキーパッドでもできるのですが、なぜか会社の電話はこれに非対応。機械的に機械に番号を言っている姿は客観的に見てなかなかマヌケ。
私:「(機械的に)ゼロ、ワン、ナイン、エイト、セブン、シックス、ファイブ、フォー、スリー」 機械:「お客様の番号は、ゼロ、ワン、ナイン、エイト、セブン、シックス、ファイブ、フォー、スリーですね」 わたし:「そう」
機械:「それでは、次に、お客様の顧客番号の上四桁をおっしゃってください」 私:「(同僚に)ちょっと待って、今電話中だから」 機械:「申し訳ありません。お客様のおっしゃったことがわかりません。もう一度お客様の顧客番号を…」
お前になんか何も言ってないわ。このくされ電話会社のくされ機械め。
私:「フォー、スリー、トゥー、ワン」 機械:「フォー、スリー、トゥー、ワンとおっしゃいましたか」 私:「はい」 機械:「申し訳ありませんが、お客様の顧客番号と電話番号が一致いたしません。申し訳ありませんが、もう一度、お客様の電話番号を市外局番から…」
この時点で電話を放り投げなかった私は忍耐力がある人間だと思う。読んでる読者さんもお疲れでしょうが、これをやって、かつ、活字にした私はもっと疲れました。
で、永劫回帰の罠にはまったことを感じつつ、話は上の※印に戻ります。最初からやり直し。で、顧客番号を言うと
機械:「申し訳ありませんが、お客様の顧客番号と電話番号が一致いたしません。ご安心ください。カスタマーサービスにおつなぎします」
お前ら引っ越したのを理由に勝手に顧客番号を変えたろう。さもなきゃなんで電話番号と顧客番号が一致しないんだよ。百歩譲れば、番号を変えてもいいけど、なんでそれで私が不利益をこうむらなきゃいけないんだよ。
ここからが長い長い。
機械:「お客様の電話は弊社にとって重要です。そのままお待ちください」(だったら、さっさと電話に出ろよ)
だの
機械:「請求書の再発行などはオンラインでもできます」
だの
機械:「お客様の電話は順番に対応させていただいております。そのままお待ちください」
だのいろいろなメッセージが数秒ごとに音楽と互い違いに出てくるが、人間が出てくる気配はまったくなし。この時点で受話器を上げてから10分が経過。ここまだ待たされて怒らない人は仁徳者。つまり、誰か人間が電話に出るころはイラついている。だから、コールセンターの雰囲気はあまりよくない…ということが容易に想像できるわけです。
で、それからさらに10分後、ようやく
人間:「お電話ありがとうございます。サポートのジェームスと申します」
…これ、人間か。それとも機械か…と疑いたくなるくらい長い時間待ってようやくつながったよ。あれ、そういえば、今日はMaryじゃない人が出た。珍しい。
で、一声聞いただけでこう言い切ってしまうのはいかがなものかと思うが、このJamesなる人物、賭けてもいいけど、すごく友好的な声を出して親切そうだけど、その実、テキトーなことを言ってテキトーにやろうとする人物と見た。いるんですよね。うちの会社にも。人当たりよくテキトーなことをいってお客さんには受けがいいが、その実問題は何にも解決してないってやつ。で、こんな奴が最近「優秀社員」なる表彰を受けたのでひとりで大笑いしたのです…話がそれました。
人間:「なるほど。引っ越したので再びブロードバンドに接続したいと。問題ないですよ」
このホムペの主題:「アイルランド人の言う大丈夫ほど大丈夫じゃないものはない」
ゆえに、この調子のいいJamesの大丈夫も信用できません。
人間:「接続までに2週間ほどかかります」 私:「かかりすぎ」 人間:「そうはいってもそういう手はずになっておりまして。新しいモデムをお送りするなど時間がかかりまして」 私:「だから、今まで使ってたモデムがあるからモデムはいらないって。引っ越しただけなの」 人間:「それでしたら、古いモデムを送り返していただけますか」
…話がぜんぜんかみ合ってない。
私:じゃあ、新しい契約になるのね。となると、最低契約期間はどーなるの?
人間:(一瞬の沈黙の後)「3ヶ月です」
お前、デタラメもたいがいにしろよ。別のエージェントは6ヶ月といい、さらに別のはそのようなものは再契約の場合はないといい、お前は3ヶ月という。もう何を言われても驚きません。ええどーぞ、言いたいように言ってくださいませ。
私:「で、いつ、繋がったかわかるの?」 人間:「お客様のほうで試していただいて、繋がったときからです」
おい、それをお前の会社じゃあカスタマーサービスと呼ぶのか?そんな答えを堂々と言ってもいいなら、私だって今すぐ働くことができるぞ。こんなアホどもと6週間もケンカし続けた私は自分で言うのもヘンだが偉いと思う。
さあ、インターネットはいつになったらつながるか。とりあえず、掲示板のお返事はインターネット復帰までお待ちください。メールは…怖いのでそのとき考えます(←その場しのぎ)。
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