なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2006年08月23日(水) |
I know nothing I'm going to Barcelona (1) |
会社での同僚との会話。
私: 「確か、バルセロナ出身だったよね」 同僚:「そう。何?バルセロナに行くの?」 私:「うん」 同僚:「いつ?」 私:「来週末」 同僚:「どのくらい行くの?1週間とか?」 私: 「48時間35分」 同僚:「………」
はい。来週末に48時間と35分だけバルセロナに行くアホタレは私です。ちなみに35分のハンパはヒコーキの折り返し時間であることはカンのいい読者さんはお気づきかと。金曜日にフルで仕事して、そのまま空港に行き、日曜日の夜遅くにダブリンに戻ってこようというガイジンの思う「忙しい日本人像」を地で行くどうしようもない計画です。
こうなったのは、ぜーんぶ例の私が天才と信じて疑わないみねまいのせいです。みねまいが、「ワールドツアー」と題してアムステルダムとバルセロナを襲うらしいのだ。このことは内部情報として数ヶ月前から分かっていた。
ならば「ヨーロッパプロモーター」を自称する私としてはアムステルダムに行かねばならぬ。というわけで、アムステルダム行きを画策したのだが、航空券が高い!エアリンガスはアムステルダム往復450ユーロ。くされRyanairもアムステルダムではないEindhoven(だいたいこれなんて読むのよ?)などという(少なくとも私には)聞いたこともない空港に飛んでるくせに350ユーロと考えられない値段。
マニアックながら、Rotterdamに飛んでいたはずのTansaviaという会社は、何時の間にかダブリン線撤退。なんだかんだで泣く泣く諦めたのです。ちなみに、みねまいは今のところヨーロッパプロモーターに払う給料はないらしい(給料をもらうほどのことをしていないというのもまた事実)。
で、先週末みねまいから連絡がありまして、諦めきれずにアムステルダムへの航空券の値段を調べたところ、やっぱり高い。で、ふと思い立ってエアリンガスのバルセロナ行きを調べたところ、運賃が300ユーロ程度と高いこともあるけど、それ以上に一日一便しかないフライト、行きも帰りも朝のフライトなので私のように週末の1分1秒が惜しいというめちゃくちゃな計画を立てる人間には使えない。ちなみに、バルセロナは最初から遠くて高いと決めてかかっていたのでその可能性を調べることはしなかったわけ。
かくして、駄目押しをするつもりで、くされRyanairを調べてみました。まったく土地勘がないのですが、バルセロナ郊外のReusなるとこに飛んでるらしいが、運賃が150ユーロ程度とわりかし魅力的なのはともかく、エアリンガス同様行きも帰りも午前便というのが使えない。で、くされRyanairはバルセロナ郊外のGironaなるところにも飛んでいるらしい。ここへは...
運賃150ユーロ。金曜日の夕方17:40ダブリン発で、日曜日の夜21:35Girona発。
うーん、Ryanairは嫌いだけど、このスケジュールとまあまあの運賃は魅力的だ。蛇足ながら、ただいまのRyanairのトップページは下のようになってます。よく言えばマイナス要因を逆手に取った広告と言えますが、悪く言えばめちゃくちゃです。
…というわけで、予約してしまいました。今回が人生初です。くされRyanairに1セントとか5ユーロとかじゃないまともな運賃を払うのは。
ただねえ、この路線、その昔くされRyanairがトイレにスッチーさんを閉じ込めて離陸したという伝説の路線なんですよね。ふ、不安だ。
さらに不安が募ることに、最初の同僚との会話の続き。
同僚:「もしかして、RyanairでGironaに飛ぶの?」 私:「そう。よくわかったね」 同僚:「ボク、Gironaの近所の出身なんだよね。だからよくRyanairを使うんだけど、このヒコーキ、遅れなかった試しがないよ。この前なんか2時間遅れたし」
Ryanairの夕方から夜にかけてのヒコーキ。各空港での折り返し時間を25分とか最低の最低に設定しているもんだから、早いうちのヒコーキが遅れたら、その遅れがそのままあとのヒコーキに影響するという罠。この罠にダブリン=Girona便は見事にはまるらしいのだ。…ふ、不安だ。ちゅうか、あの会社、何を基準にして、「定時運行率ナンバーワン」を僭称してるんだ?
で、2泊3日という短い日程とさらには上に書いた通りくされRyanairは必ず遅れ、ひいては終バスに乗り遅れるという理由から、空港からの足を確保すべく、Quickparkという民間の駐車場を予約しようとすると、
オンライン予約はただいまダウンしてます。
…ってさ、あんたらのオンライン予約は今年の6月からずっとダウンしてるやんけ。「場所が空いてたら開いてます」って人をナメとんのか。こうしてさらに不安は募る。
さらにダメ押し。今バルセロナのホテルを探しているのだが、なぜか土曜日はことごとく満室。空いているのは、ユースのドミトリーとぼったくりホテルのみ。
「英語を話します」というホテルのサイト。Englishという単語すら綴れないこのホテル、絶対に英語を話さない思う(と、誤字脱字王Snigelが語る)。
そして、ちょっとこれ見てくださいよ。某ラストミニッツのウェブサイトをコピーしてきたんだけど、通常価格よりも高いラストミニッツって何よ?(左から通常価格。中央9/1、右は9/2の値段。通常価格がいちばん高いはずなのに...)
さらに、私も年々再々時々刻々とトシをとってきまして、もはやユースホステルになど泊まりたくありません。その昔は「ユースのドミトリーこそ人との出会いのある場所だ!」なんてほざいてましたが、今じゃ自分用のバスルームがついた部屋じゃないと嫌です。
前途多難なバルセロナ行き、さてさてどーなりますやら。続く。
蛇足:題名は、某Fawlty Towerというコメディからパクったのですが...誰も気がつかんよね。
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