なべて世はこともなし
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2006年07月27日(木) コドモの目から見たステキなステキなダブリンバス

日本では、毎年暮れになると、いろんな会社がお客様へのあいさつ回りとやらでカレンダーを配りにきますよね。気がつくと、使いもしない銀行や米屋さんのカレンダーの山ができてたりして。


反面、アイルランドでは、基本的にカレンダーは買うものです。結構な金額を出してでも自分の趣味にあうものを買うようですね。とはいえ、Bank of IriotじゃなかったIrelandとか、一部の企業はカレンダーを作っているようです。


私が生暖かくヲチしている…失礼しますた、興味深く見守っているダブリンバスも、実はこのカレンダーを作っているようです。と言っても、もちろんバスの車内で配ったりしてませんから、一般の目に留まることはほとんどなくて、内部だとか、出入りの業者などに配られているだけだと思います。


そんなカレンダーを拾いました入手しました。


いやー、コドモの感性って素晴らしい!


このカレンダー、ダブリン市内の小学生に描かせたダブリンバスについての感想画が載せられてます。たぶん学校の美術(図工)の時間に描かされたもの中で特に秀逸なものを選んで載せているのだと思います。あるいは「ダブリンバスポスターコンクール」とやらがあるのかどうかは未確認ですが。


私、コドモの頃、文は書けるけど絵はまったく描けないというクソガキでしたので、読書感想画というのは本当に辛かった。感想文ならいくらでも書けるけど感想画はちょっと。そんなわけで、感想画が描けるコドモというのは素朴に尊敬します。しかも、その感想画に実に香ばしい詩までのっけたりなんかして。


もう、ごたくは充分ですね。それではご覧いただきましょう。ダブリン市内在住12歳のAislingちゃんの描いたダブリンバス。


(クリックで拡大します)。



以下、詩のコピー。Snigelのホホホ訳もつけてます。ちなみに絵に描かれている確かに25AはAislingちゃんの住むChapelizodを通過します。

Dublin Buses are so cool
ダブリンバスはとってもクール。

They bring me everywhere to the shops or school
ダブリンバスは私を店に学校にとどこにでも連れていってくれる。

I really enjoy using them
私はホントに楽しく使っている。

They're always on time
バスはいつでも定刻通り。

To not use them would be like committing a crime.
バスを使わないことは罪を犯すようなもの。

Now I must leave, here's the bus right on cue.
行かなくちゃ。やってきたバスに合図をして。

It's so clean and shiny
バスはきれいで輝いていて

It looks brand new
まるで新車のよう。



ほっほー(関口宏ふうに)。


そうですか。Aislingちゃんにとってはダブリンバスはいつでも定刻通りで、バスはいつでも輝いていて新車のようなのですか。やっぱり、オトナの眼って輝きを失っているんですね。つまらないものばかりが眼に入るんですね。おじさん反省します。



(輝く新車のダブリンバスの車内の様子の資料映像。本文とはカンケーありません。ないんだってば)



それにしても、「バスを使わないことは罪を犯すようなもの」とは、すごいですね。ダブリンバスの関係者、間違いなく感涙に枕をそぼ濡らしたことだと思います。これからも楽しくダブリンバスを使ってくださいね。


好評なら、ダブリンバスに怒られるまであと11枚掲載します。とりあえず試験掲載ということで。




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