なべて世はこともなし
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2006年05月14日(日) 古き良きダブリンの生き残り、Screen

その昔、語学留学なるものをしていた頃は、それこそ毎日のように映画を見てました。何せ、学割で昼間だったらたった3ポンド(400円くらい)でしたからね。


それから10年。いつの間にやら、映画館に行くのもおっくうになり、たまにDVDを買っては見もせずに部屋の片隅にほっぽり投げて見もしないという変わりよう。そんな私がホントに数年ぶりに土曜日に市内のScreenという映画館へ行きました。


この映画館、どうもSavoyの補完的役割をしているらしく、SavoyでやらないいわばB級の映画をやる感じです。じゃあつまらん映画ばかりをやるのかというと実はその反対で、当時この映画館で見た映画は、Life is Beautiful(イタリア映画)やCentral Station(ブラジル映画)、Breaking the Waves(イギリス映画=邦題「奇跡の海」)など、忘れられないものが多いです。もしかすると、館長さんがこだわりの人なのかもしれません。上に挙げた3本は、機会があればぜひ見てほしい私が自信を持ってオススメする映画です。


ほんで、数年ぶりに行ったScreen。土曜日の昼間の一般料金は8.5ユーロ(1150円)。そりゃ、学生の平日割引と土曜の一般料金を比べるのが悪いのかもしれませんが、ほぼ3倍になってます。その上がった値段を使ってかどうかは知りませんが、小汚かったトイレが新しくなり、館内の座席も新調されてました。


そんな中、昔から変わらないいい味をした注意書きが未だにあったので思わず記念撮影。10年前からこの掲示はずーっとあります。




フラッシュを使わなかったのでちょっとピンボケ。スマソ。



(意訳)衛生のため、チケットを口に入れないでください。


…だそうです。どうか、皆様におかれましてもこのお願いを守るようにしましょう。


それにしても昼間だからか、Tsotsiを見ていた人は一桁。軽く150人くらい入りそうな劇場は悲しいくらいガーラガラ。生まれて初めて南アフリカ映画を見ましたが、うーん、悲しいなかにもすべてが良く練られたいい映画でした(…なんだけど、ダブリンでこの映画を上映してるのはここだけでしかもガーラガラ)。






話は変わってこちら、ダブリンのSCR(South Circular Road=ぜんぜん環状になってないのに環状を名乗るまるで東京の環七のような道。ただし、環七に比べるとそのしょぼさは(以下自主規制))と旧国道4号線(日本の日光街道と比べそのしょぼさは(以下自主規制))がぶつかるT字路の写真をご覧ください。






こっちが青信号なのに右折車が来てる…これって信号無視じゃあ…とかいう突っ込みはとりあえずおいておいて、見ての通り、ここ、T字路です。それがどーした…という方、はい、下の写真に注目。






路面の表示に注意。右レーンは直進車と右折車用。


まっずぐ壁にダイブしろってか?


その昔、どっちやねんというシリーズでも書きましたが、


アイルランドで矢印を見たら、まず、疑いましょう。壁にダイブしてからじゃ、遅いです。


写真をあぷしたおまけのおまけ。


ダブリンバスの計画性のなさの証明。






いつもゲロ混みの16をダブルデッカーでなくダブルデッカーの半分も運べないMidiバスで夕方のラッシュアワーに運行するな!アホダブリンバス。

<追記>
読者さんからのツッコミ...。ご参考まで。

あの映画館の見解は間違っています。あそこだって立派なチェーンで、館長にこだわりなどない。。。。Tsotsi 私は旧UGCで観たよ。





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