なべて世はこともなし
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2006年01月08日(日) RECOGNISING OUR PEOPLE

去年の9/5の日記で、いかにうちの会社がアホアホかを書きました。さて、こんなスーパーバイザーの発言をご記憶でしょうか。


スーパーバイザー:「我が社もXX周年を迎え、皆さんの努力の賜物で増収増益を維持している。かくして、会社としてはいかにして、社員に満足感を与え、長く勤めてもらえるかを考えている。何か意見や提案がある人はいるかね」


「社員に満足感を与え、長く勤めてもらう」というあまりに立派で高尚なスローガンをして、この会議の数日後に、会社の壁にこんな訳のわからんものが貼られました。






RECOGNISING OUR PEOPLE


うまく訳すことができないのですが、要は、「会社は社員ひとりひとりを大切にしてますよ」ということが言いたいらしい。で、会社一の大所帯のうちの課の社員ひとりひとりの総勢36人の顔写真が各文字の脇に出ています。こんなバカなもん作ってと、半ば呆れていたのが9月の半ばのお話。


それから3ヶ月半が経ちました。


RECOGNISING OUR PEOPLEなこの課がどうなったのかと、改めてこの写真を見てみました。


…結構な数の人が辞めてます。その辞めた人にX印をつけて見たのが下の写真。






7つのX。そう、36人中7人がこの3ヶ月ばかしの間に辞めてしまったという事実。ほぼ2割の人が辞めたという事実。しつこいですが、わずか3ヶ月での話です。


おい会社、RECOGNISING OUR PEOPLEだったらどうして2割の人間が3ヶ月のうちに辞めちゃうんだよ。…こう書けば、いかに私の勤めている会社の労働環境がよくないか分かっていただけるかと思います。


まあ、これ、よくない労働環境が最大の理由なのですが、あとは、アイルランドの景気が他の国に比べて悪くないので、労働者が比較的気楽に転職できるというのも事実です。極端な話、明日クビになっても来週から新しい職場で働きはじめることは十分可能です。ただ、RECOGNISING OUR PEOPLEを唱えていたスーパーバイザーさん、あんたが率先して会社を辞めてどーすんのよ?


この会社にいる限り、私の将来は真っ暗です。それでなくても真っ暗かもしれませんが。





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