なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
ようやくアイルランドでも、「チップアンドピン」のクレジットカード・キャッシュカードへの移行が進んでいるようです。 (Googleで画像検索したらこのカードが出てきた。 要は、この画像のように、前面にチップがついているカードのことね) かくして、ある日、A5サイズの茶封筒が私宛てに届きまして… お客様各位: BOIはこのように会社名を書いていない封筒でカードを送ってます。これでセキュリティは強化されています(えっへん)。 中には、新しいLaser Card(デビットカード)が入っていた。 なんだかおげれつビデオを「家族にはわからないように個人名でこっそりお送りします」とかいうのと次元は変わらんな。だいたいセキュリティ強化うんぬんをほざくなら、書留とかで送ればいいだろうに。 とか思っていたら、案の定、読者さんの中でひとりやられたという報告が入ってます。 あるダブリンにお住まいの読者さん、2ヶ月ほど前に、アホアホBOI(Bank of Irelandの略だが、その読者さんいわくBank of Idiotの略だそうな)から一枚の手紙が来て… 10日以内に新しいクレジットカードを送ります。暗証番号は1234(架空)です。古いカードは60日以内に無効になります。 と言われたそうな。 ところが、10日経ち、待てど暮らせど新しいカードは来ない。2週間後しびれを切らせてBOIに電話すると… 係:「なら新しいカードを送るから、最寄りの支店名を教えて」 と言われたそうな。市内で働くこの読者さんは、市内の支店で新しいカードを手に入れたそうな。 …とまあ、ここまでなら、いい加減王国アイルランドのこと。カードを送り損ねたんだろうなあというわけで話は片付く。ところが、そのおよそ一月後に事件発生。件の読者さんがクレジットカードの利用明細を見ると、覚えのない請求が数件。しかも、市内のTescoなどからの請求。覚えのない請求額およそ300ユーロ。 読者さんはすぐさまBOIに電話。 係:「そうですか。いや、こちらの記録によりますと、古いカードと新しいカードが両方使われていたので、古いほうは2週間前にキャンセルしました」 …どうもカードが郵送中・あるいはポストから盗まれたらしい。 このかわいそうな読者さん、ダブリンになんぞいもしない同居家族がカードを盗んだなどと疑われて、結局、警察からの盗難証明と引き換えにこの300ユーロは払わなくていいということになったらしい。考えてみると、サインをしてないカードを盗まれるってものすごく危険なことだと思う。何せ、本人確認のすべがないからね。 あのー、突っ込んでいいですか。 アホか、このbank of idiot。てめーらが普通郵便でクレジットカードを送るからこういうことになるんだろうが。だいたい、この読者さんの手許にはカードが届いてないのに盗難もクソもあるか。なんで、読者さんがケーサツくんだりまで行って盗難届けを取らなきゃいけないんだよ。 で、うちの同居人のひでかす。日本に行く日(つまり先週の木曜日)、空港でお金を下ろそうとしたら、どうも使っているカードがキャンセルされてたらしく、お金を下ろせなかったんだそうな。 …あんたもカードを盗まれたクチ? で、私は私で、「新しいクレジットカードを送ります。暗証番号は1234(架空)です。10日以内に新しいカーを送ります」と書かれた手紙がこの2週間に(同じカードに対して)二通届いたが、未だにカードそのものは届かず。 おーい、わしのカードはどこよ? 同じ手紙が日付を変えて二階届くというのがすでに変だが、だいたい、普通郵便で暗証番号を送るというのも信じられない。怖いから暗証番号は今度ATMを使ったときに変えようと思ってます…って、新しいカードが着かないとにっちもさっちも行かないんだけどね。 結論:Bank of IrelandはBank of Idiotという読者さんは正しい
|