なべて世はこともなし
日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら
|アイルランド真実紀行へ
2005年09月05日(月) |
実録:くそ忙しい月曜日の会議 |
この日記のネタに極力避けていたこと。それは仕事です。考えてみりゃ一日最低8時間、つまり一日のうちの1/3を(好む好まずに関わらず)過ごす会社はネタの宝庫です。でもね、私の仕事など調べる気になるとすぐに調べがつきますから、いちおう「守秘義務」も伴う仕事、ネタとするのは避けてきたのです。しかし、
とことん愛想が尽きました。
…ので、ネタ解禁です。暴露してやります。本日は、暴露その1です。これ、今日あった会議の実録です。トホホ感を共有していただければ幸いです。
私が勤める某社の某部門、業務の特性として、月曜日が特に忙しく、逆に金曜日は比較的暇になります。つまり、本日月曜日は週でいちばん忙しい日なわけ。当然私の手はコンピュータのキーボードに対し、ほとんど高橋名人の十六連射並みに(ネタ古すぎ)動いていたのですが、そんな中、スーパーバイザーが私の机にやってきて…
「おーい、Snigel君、メールに書いた通り今から会議だよ。早く会議室に来たまえ」
…あんたのメールなんて来ても全部デリってるよ…という事実は当然言えず、会議室へ。すでに10人ばかしの人は揃ってまして、スーパーバイザーがおもむろに話しはじめます。
スーパーバイザー:「我が社もXX周年を迎え、皆さんの努力の賜物で増収増益を維持している。かくして、会社としてはいかにして、社員に満足感を与え、長く勤めてもらえるかを考えている。何か意見や提案がある人はいるかね」
…また、そういうくだらない英語で言うとこのBullshit(たわごと)ですか。そんなくだらんことを語ってる暇があるなら、わしの仕事、一つでいいから手伝ってよ。
で、意見が出ないので、スーパーバイザーは続ける。
スーパーバイザー:「実は私には一つ考えがあるのだよ。この部はドイツ人、スペイン人をはじめ、Snigel君、日本人までいろいろな人種が集まっている。そこで提案だが、毎月1回、各国の伝統料理を持参して昼食会を開くというのはどうだろう」
…冗談でしょ?わし、朝6時に起きて巻き寿司を作るなんてごめんだよ。だいたい、この提案のどこが、「社員に満足感を与え、長く勤めてもらえる」ことにつながるんだ?
で、これに応じたのが、スーパーバイザーに面従腹従のアホアホドイツ人(ヒラ社員)。
ドイツ人:「いいですねえ。それ。それに一歩進めて、その日は、各国の伝統衣装を着てくるってどうでしょう。
( ゚д゚ ) ポカーン
冗談だとしたらつまらないし、本気だとしたら痛すぎる。あんた、本気でバイエルン地方のあの伝統衣装を着てくるの?わしに羽織袴を着て来いってか?持ってねえよ!
スーパーバイザーは、うんうんと肯きながらメモってます(何をメモることがあるんだか)。話はだんだんフォローのしようのない方向に移っていきます。別の社員(アイルランド人)は、
「Employee of the month(最優秀社員賞とでも訳すのが適当でしょうか)を作のはどう?」
すると、件のスーパーバイザー氏、
スーパーバイザー:「いいねえ。それ。で、Employee of the monthに選ばれた社員の顔写真を旗にして、会社の外に飾るとか、記念のマグカップを作るってどう?」
(*・o・) キョトーン
もはやコメントのしようがない。あんたら、幼稚園の運営会議じゃないんだよ。ここは。唖然としているとスーパーバイザー氏は私にネタを振ってきた。
スーパーバイザー:「Snigel君、さっきから黙ってるけど、君は何か意見はないのかね?」
あまりにくだらなすぎて意見を出す気がしなかったとはもちろん言えないので、私は
私:「そうですね。私としては同じ社員同士に不平等感があるというのは問題だと思います。例えば、現状バス通勤をしている人には交通費が支給されるのに対し、自動車通勤の人には支給されてません。この点を改めるべきだと思うのですが」
スーパーバイザー氏、即座に、
スーパーバイザー:「会社の予算は決まってるから無理だね」
…この会議、完全に時間の無駄でした。もうとにもかくにも一刻も早くこの会社から脱出しようと思います。このくだらない会議のおかげで3時間残業をした私。疲れました。
|