なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
4/1の日記、「エープリルフールだったんでしょう」などと散々な言われようです。だいたいこんな日記を4年(!)も続けていると、作者もすれてきますが、それと同じくらい読者さんも素直じゃなくていかん。はっきり言いますが、 今日の日記は、カエルをこよなく愛する私の友人Yさんに捧げます。 春はカエルの季節であります。...少なくともドイツでは。カエルが産卵しておたまじゃくしが孵って...という季節のようです。他は知りませんが、ドイツはカエルにとって住みやすい国であると断言します。 その理由。 注意!カエル横断中 日本でもイノシシ注意だの、サルに注意だのという標識は確かにありますよ。でもさすがにカエル注意は見たことないでしょ。少なくとも私はないです。ところが、私が行ったドイツの片イナカはこの注意!カエル横断中の標識があちらこちらに立ってます。のみならず、撮影に失敗しましたが、カエルが道路に入り込まないよう高さ30センチ程度の網まで張っているところもあります。 考えてみると不思議な標識です。イノシシ注意とかいう標識、あれはイノシシを保護したいというよりもむしろ、イノシシと衝突することによって起こるクルマへの被害と、イノシシを避けようとして起こる事故を恐れての標識だと思います。実際、イノシシを避けようとして崖から落っこちたという笑えない事故も起こってますしね。 その点、カエルには申し訳ないけど、カエルは轢いてしまっても少なくともクルマには被害は及ばない。そう考えると、この標識はカエル様を純粋にお守り申し上げるための標識であると言い切ることができるわけ。そんなアホなとお思いの方、どうですか。この標識は カエルのため夜間通行止め なんですと? 信じられますか?カエルのために道路が夜間通行止めになるのです。まあ、人間様がいかにカエルをはじめいろいろな動物に迷惑をかけているかをじっくり考えさせられる標識ではあります。この標識のために踏み殺されずに生涯をまっとうできるカエルがいるのなら、この標識は意味があると思います。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝) |