なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2005年02月28日(月) |
同居人探しはさあ大変 |
「ダブリン家がない」というこのホムペの初期のコンテンツでダブリンにおける家探しがいかに大変かを力説しましたが、あれから5年、状況は劇的に変わってます。…というのものですね、私の家の住人のひとりが「私、彼と(だけ)一緒に住みたいの(はあと)」というある意味納得できる理由により出て行くことになりまして、まずはひでかすや「君の瞳は星だらけ」のフランス人の同僚などを通じて誰かを探したが、結果は芳しくなく。
次に、アイルランドの家探しのための有名サイトdaft.ieに広告を出すが、これまたシングルルームで400ユーロというなかなかに中途半端な条件であることも条件をさらに悪くする。実際のところ、この400ユーロは掘り出しものだったと思う。うちのリビングルームなどの居心地の良さはかなりのものだし、この屋根裏を改造した部屋の窓からは遠くはWicklow Montain、近くはO'Connell Streetのコカインの針まで見えるし。
とはいえ、daft.ieに載せた広告への食いつきは概して悪く(何人の人が広告を閲覧したかなどを見ることができる)、数人の家を見に来た人も街から遠い(私に言わせると町からバスで15分というのは全く悪い条件ではないと思うのだが)などという理由で見つからず、また、数人は「この人だけとは家をシェアしたくない」という人たちでして。何だかんだ言っているうちに、月日ばかりは過ぎていき。
話は突然変わるようで、実は変わらないのですが、旅行雑誌などを見ていると、よく「欧州系航空会社で行くヨーロッパ格安航空券」なんて広告がありますよね。あれ、安いと思って電話してみると、実は人があまり使いたがらないあの航空会社で、で、電話の向こうでは「あと5000円出せば某フランスの航空会社にできますよ」なんて言葉巧みにセールスを展開するわけです。
この、一昔前は凍ったままのメシが出てくるという伝説のあった航空会社と高慢ちきなフランスの航空会社とどちらがマシかというのは大いに議論があるところですが(私なら前者を取ります)、ともあれ、私の言いたいところは、家の家賃が高く見えるから引き合いがないわけで、家賃が下がれば人は見つかるのではないかという仮説を立てた。
で、うちの「君の瞳は星だらけ」のフランス人は玄関の直上にある一番狭い部屋、いわゆるBox Roomに住んでいる。で、部屋が狭いので当然家賃も安い。家賃は360ユーロなり。で、彼に、ことと次第によっては広めの屋根裏部屋に400ユーロ払って移る気があるかと尋ねたら、快諾。で、daft.ieに「シングルルーム400ユーロ」の代わりに「シングルルーム360ユーロ」という広告を出してみた。
効果てきめん。
今までなかったメールでの問い合わせが数件あり、その中のひとりが今晩うちに移ってきました。実質初のアイルランド人とのシェア。意外といえば意外なのですが、なぜか今までアイルランド人とは家をシェアしたことがありません。ぱっと見、マジメで誠実そうな人だったし、また、すでに部屋が空き部屋になっていて今すぐに人がほしかったということもあり、彼を取りましたが、さあ、どんなことになりますやら。
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