なべて世はこともなし
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2005年01月05日(水) M50でつながる強風と物価の関係

さーて、今ごろ車が港に着いた(ならいいなあ)という頃です(何の話という方は昨日の日記を読んで下され)。本日は、朝、車の輸入の関連のを片づけるためにSantryにある某事務所を訪ねまして、そのまま、M50(ダブリンの半環状高速道路)を使って、会社に向かいました。


いやー、ダブリン空港に着陸するパイロットの気持ちがよく分かりました。


特に冬のダブリンは風の強い日が多いです。今日は特にすごかった。ひでかすの言葉を借りれば、「玄関のガラスが割れるかと思うほど」強かった。で、よくダブリン空港に着陸する時にヒコーキが横風に煽られることがあるのです。おとといドイツから帰ってきた時もそうでした。


私の席のとなりのおねえさんはヒコーキが着陸間際に左右に大きく揺れることにあからさまに怯えてまして、その向かいのジャンプシートに座ったスッチーさんに真顔で「大丈夫ですか」と聞かれてました。その横で、フライト2本で3本のワインと乗り継ぎの待ち合い時間にビールを飲んですっかりご機嫌な私…対照的な光景。話がそれかかってますが、ダブリン空港の着陸は、強風のため慣れていないとちょっと怖いなあと思うことが多いです。


で、話はM50に戻ります。強風が強弱をつけて襲ってくるわけ。しかも完全に横風(あるいは風向きが小刻みに変わっていて、横風だけ感じたのかもしれない)。気を抜くとハンドルを右に左に持っていかれます。いつもは高速道路など使わないので、あそこまで強風を感じながら運転したことはあまりありません。ああ、こうなると、きっと横風を受けながら走る2階建てバスの運転手さんなんかきっと怖い思いをしているだろうなあ…と思い、一部で有名なあの日本人のダブリンバスの運転手さんに電話をかけてみました。当然、「ああ、怖かった」という答えを期待していたのですが…


「そういえば風、強かったねえ」


…悠然とされております。そういや、ダブリンバスが横転したとかいう話は後にも先にも聞いたことがありません。DART(近郊列車)の高架下を何も考えずに通過しようとして、二階を吹き飛ばしたアホな運転手はおりましたが。考えてみると、どうやってうまく重心をおいてるんでしょうねえ。特に、観光客が二階にばかり乗っているようなバスは重心が悪そうな気が…。人はひとりが70キロとしても40人も集まれば、3トンとかになりますもんね。


で、もう一回話はM50に戻ります。横風に煽られながら何とか料金所に着。このLiver Liffeyを渡るためだけの橋が1.5ユーロ(200円)もします。いつもはばかばかしいので使わないのですが、今日は空港の近くにいたので(=使ったほうが便利なところにいたので)やむなく使用。で、日本にあるのと同じ自動の料金徴収箱(神社のお賽銭みたいにコインを投げるやつ)がここにもあるのですが、ここに来て気がついた。…年明けに便乗して値上げしやがった。1.8ユーロ(240円)に大幅値上げ。これでますますM50を使う頻度が下がりそうです。


値上げといえば、ダブリンバスも値上げをした模様です。ガスも値上げ、電気も値上げ。Forever Cutting Priceなんて言いつつ、くされTescoもじりじりと値段を上げております。もうすぐPerformance Review(ありていに言うと上司二人との三者面談)なるものがあり、これに続いて「給料の見直し」があります。つまり、1月分の給料から改訂されるわけです。「M50が17%値上げしたんだから私の給料も17%上げて」と言いたいのですが…多分はたかれるだろうなあ…そんなこと言ったら。でも実際、給料が上がってくれないと生活がきつい…。


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