なべて世はこともなし
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2004年06月08日(火) 投稿:アイルランド以外では起こり得ない入院体験記

多くの方に同意していただけると思うのですが、ひとつネジが狂うと全部おかしくなるってこと、ありません?今日がまさにそうでした。


朝一番にわけのわからん愚客からの電話を運悪く取って、それ以降、ぜーんぶおかしくなりました。朝一番の愚客に対しては、あまりのアホぶりに私もキレまして、ついに使ったことのない禁じ手を使ってしまいました。その禁じ手とは…


保留。


この愚客、なんの理由もないのにスーパーバイザーを出せとか何とかほざいているので、私は「少々お待ちください」とか言うべきところを何も言わずに保留ボタンを押し、放置。そのままトイレに。数分後、机に戻ってきたら、電話、切れてました。あ、良い子の皆様、こういうことをしたことがバレると上司に怒られますのでマネしないでくださいね。


そののちも、なんだか意味不明なクレームに、関連会社が大ボケをかまして私がなぜか怒られただの、同僚がやるべき仕事を2ヶ月も放置した挙げ句に休暇に入っていて私が代わりに怒られただの、もう、ど最悪。このほかにも会社以外でも騒動があったのですが、これは後日の日記のネタということで。


かくして、本日、日記を書く気分じゃないので、最近いただいたメールでとっても面白かったものをご本人の承諾を得て転載いたします。ご本人いわく、


自業自得なんで反省してます


とのことです。


 あれは99年の夏でした。私は全寮制の高校にかよってて、寮に住んでました。アイルランドは地震がないせいか知ってのとおり、建物も適当で。寮の天井はうっすいプラスチックの板でできてました。ある朝、私は天井裏に上りました。友達もいっしょに(あまりにもくだらないので、理由は内緒です><)(Snigel注:ぜひ理由が知りたいです)

それで、気をつけてたつもりなのに、そのうっすい板のとこに体重をかけちゃったんですね。。。見事におちました。。。。。本当に一瞬世界がとまってみえましたよ。あはは。高さは2.5mくらいですかね。お尻からおっこちて動けなくなった私は、救急車で町の病院に連れてかれました。先生や友達いわく、顔色がまっしろだったみたいです。

 病院では、陽気で親切なアイリッシュのおばさんに、「骨は折れてないから、大丈夫よ♪天井になんか、もうのぼっちゃだめよ!」とあかるくはげまされ、レントゲンをとられ、一週間後に来いと薬をもらって学校にもどりました。でも、アイリッシュの大丈夫は、信じちゃだめですよね。。。

 一週間の間、痛くて動けないけど、折れてないって言葉を信じて、がんばって一人でトイレ行ったり、着替えたりしてました。(キャスターのついてる椅子わかりますよね?あれで移動してました)痛み止めのせいか、ほとんど寝てましたけどね。

 そして一週間後、英語の先生に連れられて病院にいったら、先生がレントゲンをみるなり、「複雑骨折ですぐに手術が必要です。緊急入院してください。」といわれました。。。なんで、レントゲンとった日にすぐ見てくれないんですかね?????さすが、アイルランドです。その後も「すごい難しい手術で、この手術を行える医者はすくないけど、君は運がいいねぇ。僕はその専門医で、腕もいいから成功するよ!大丈夫!!」と、またあてにならない大丈夫を言われて、学校に戻る暇さえもらえずに、ダブリンの病院に救急車ではこばれました。外国で、初救急車、初入院、初手術を体験することに、なって、もう頭の中ぐるぐるですよねぇ。横で学校の先生もはげましてくれるけど、顔色わるくなってるし。。。

 そんなこんなで、入院しました。病院のなかはすごい清潔で、看護婦(士)さんもみんなやさしかった記憶があります。でも、夏休みかなんかで、研修みたいな見習いの若い人がすごい多かったかな。英語もうまく話せない、外国の女の子を可愛そうにおもってくれたのかもしれませんね。手術も無事に成功して、2週間くらいで退院できました。

 なんか、入院したことよりも手術が必要な骨折に一週間もほっとかれたことが、すごい印象的でしたね。



…メールありがとうございます。


あのー、もう何度書いたか分かりませんが、このホムペの主題をもう一度書かせていただきます。


アイルランド人のいう大丈夫ほど大丈夫ではないものはない。


ご投稿ありがとうございました。また、皆様からのご投稿をお待ち致しております。


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