なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2004年05月23日(日) |
-ひできすの代打日記− ある日の痛いゴールとは。 |
こんにちは。同居人のひできすです。Snigelは例のごとくドイツです。
ひできすはというと、最近天気のいいアイルランドでバレーボールやサッカーなどをして体を動かしています (ひできすは、何を隠そう小さいころサッカー少年だったのです)。
木曜日のことでした。ひできすは相手のゴール前、6−7人くらいの男が何とかボールを取ろうと攻め守りがぐちゃぐちゃに寄り集まっている中の一人でした。
ここからはスローモーションでご覧ください。
(ゴール前の混沌)あっとひできすの目の前にボールが、しかしゴールとの間には敵が多数。これはシュートできそうもない。パスをしようにもボールをキープしようにも敵が多すぎて、うまくいかない。
あーっとひできす、足をとられて転んだ。その間にも、ボールは敵味方入り混じる狭い空間を行ったり来たりしている。
早く起き上がるんだ、ひできす。
そのときだ、横たわっているひできすの黄金の右足の前になんとボールが「はい、シュートしてください」とばかりに転がってきた。あなたならここでどうします?そりゃ、蹴りますよ。
目線は地面に近いのでシュートコースがよく見える。
コースが開く一瞬の間を逃さず、こん身の力を込めて...
シューーーート!!!(僕ってヒーローなのかも)
ガン!(鈍い音)
ぐがあああああっ。
...鈍い音の元はひできすの足のつま先。黄金の右足は、ベッドの横にあるラジエータ(暖房器具)をこん身の力で蹴飛ばしていたのです。
何で木曜日の、しかも7時出勤の早番の日の朝5時半にサッカーの夢を見てしかも怪我をしなければいけないんだ?しかも、一瞬で目が醒めてしまったひできすは、夢の続き(つまり、ゴーーーーール!という感動の瞬間)にも浸れず、恐る恐るシーツをはがして見た黄金の右足は皮がむけて赤く腫れ上がり、愕然としているうちに遅刻しそうだと気づいて朝飯にもありつけず、半泣きで腹を空かして会社に行かなきゃ行けないんだ?痛い、あまりにも痛い。
会社にびっこを引きながら到着し、同僚にこの怒りをぶつけると、一日中笑いものになったひできすは、ああかわいそう。かわいそうだよねえ(誰か同情して)。
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