なべて世はこともなし
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2004年04月25日(日) 照り輝く太陽と公共の場所禁煙の思わぬ被害者

地中海などではおなじみでも、アイルランドではめったにお目にかかれないもの、 太陽なるものが、今週の週末にアイルランドに照り輝いておりました。シャワー一つ降らず太陽がさんさんと輝き、気温が17度まで上がるというのは、他は知りませんがダブリンでは十分異常気象の範疇です。


かくして行ってきましたよ。





海へ。


土曜日は出勤だったので行ったのは本日日曜日の昼下がり。向かったのは、ダブリンバスで訪れることのできる最遠の場所の一つSkerries。あ、もちろん車で。そりゃ暖かかったですよ。でも、一緒に行ったおとといドイツから来たばかりのドイツ人の友人は「耳が冷たい!風が冷たい!」と大騒ぎ。この天気はアイルランドにすれば異常なほど暖かい…といくら言っても分かってくれない。




ね?犬も泳いでるでしょ?


でビーチをてくてく歩いていたら、さすがの私をして唖然とする光景。




泳ぐ子供たち。


日本に比べてはるかに寒いアイルランドの4月の海で泳ぐアイルランドの子供たち。この瞬間にアイルランドの女性がくそ寒い中でもへそを出して平気で歩ける理由が分かった。


結論:アイルランド人の肌は日本人のそれより数倍厚い。


で、このあと、当然のようにパブにも行ったのですが、ちゃんと禁煙は守られてました。入口に喫煙者がたむろする形で。


このパブに件のドイツ人の友人と、ひでかすと私の3人で行ったのですが、このアイルランドの禁煙のせいで思わぬとばっちりを食らう羽目になりました。


某パブで昼食をとったのですが、昼食後、私を除く喫煙者の二人は外にたばこを吸いに行ってしまいました。私はひとりでやることもなかったのでぼーっとケータイでテキストを送りはじめたわけ。すると、頭の悪そうなバーマンがやってきて


「(皿を)下げてもいい?」


と聞くから、私は「いいよ」と言う。で、テキストに専念してたのでまったく気がつかなかったのだが、このアホタレバーマン、友人の半分以上残っていたサイダー(リンゴ酒)のグラスまで下げやがる。おいおい、私は確かに皿を下げてもいいとは言ったけど、半分以上残ったサイダーのグラスまで片づけるか?フツー?


案の定といえば案の定、入口で一服して帰ってきたドイツ人の友人が怒り出す。近くを通りがかったウェイトレスに文句を言うと数分後、皿を下げたウェイターがパイントグラスにサイダーを半分入れてやってきて、グラスを叩き付けんばかりにしてテーブルにおいて、私をきっと睨んで


「あんたが下げてもいいと言ったんだろ!」


とキレる。で、そのまま踵を返してカウンターに戻る。私はその後ろ姿に


「俺は『皿を下げてもいい』といったんだよ。このドアホ


と言うが、ウェイターはシカト。せっかく天気もよくて機嫌もよかったのは一気に台無しになる。ただし、当の本人は


「やったー、生ぬるいサイダーが冷たくなった」


と喜んでましたが。


…彼女のようなしたたかさがほしいと本気で思いました。


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