なべて世はこともなし 日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら |アイルランド真実紀行へ
まずはオフ会報告。 ともあれ、アムステルダムの続きです。 3/15および3/21の続きです。 美術館・博物館 アムステルダムには美術館も多い…ようです。で、私が行ったのがVan Gogh美術館と、国立美術館(べたべた基本セット)。率直な印象。意外と狭い。 パリの美術館が異常なだけかもしれませんが、アムステルダムの美術館はパリのそれに比べると非常に小規模です。中学校のとき、美術が2だった私はあまりいろいろ書くと不用意に突っ込まれそうなのでこの件はこの辺で退散。 アムステルダムでこんなことをして来ました。 ジュリアロバーツと2ショット写真撮影。 はい。行ったことのある人は御存知、Madam Tussauds(蝋人形館)です。ここ、ふだん主体性のないお連れ様のMausiが「どうしても行きたい!」と強硬に主張するので私が折れたわけ。私は入口で思いきり凍ってしまった。 入館料ひとり22.5ユーロ。 下手したら日本のB級遊園地の一日券が買えるやんか。 それでもポーカーフェイスで自分のクレジットカードで支払いをする私(素泣)。 で、中は、確かになかなか趣向を凝らしていて楽しめた。特に最初はほとんど、ディズニーランドのアトラクション状態。…最初はね。で、蝋人形もなかなかにしてよくできている。 で、そんなこんなで、中央駅からの目抜き通りを歩いていて発見したもの。 アムステルダム秘宝館(英語で言うところのセックスミュージアム)。 Madam Tussaudsで22.5ユーロ払った(しつこい)私にとって入場料2.5ユーロはあまりに格安(1/8以下やん)。それならば騙されてみるか…と入ってしまった。 まず私は、入口で入場券を売るオッサンが、超やる気なしで目が完全に死んでいるのに気がつくべきだった。Madam Tussaudsのディズニーランドスタッフふうの妙な明るさとはえらい違い)。 で、ミョーに細長い建物(多分目抜き通りの一等地だから間口が狭いのだと思われ)を進むと突然、Madam Tussaudsに比べるとあまりに貧相で小汚いオッサンの蝋人形が突然右からぬうっと機械仕掛けで現れる。 長いコート姿。…こ、これはまさか。 私が凍っていると機械仕掛けの蝋人形は頼みもしないのに私の目の前まで進み出て、 「ほーら見てごらん」 と私の前でコートをはだける。コートの中には(自主規制)。そう、ストリーキング蝋人形。 だ、だ、だ、脱力。 ほとんどその場に座り込んでしまいそうになる。 脱力感が拭えず、階段の手すりにつかまりながら二階へ行くと、そこにはハガキサイズの写真がところせましと陳列されている。 写真で見る1900年(頃)から現在までのXXXの変遷 私は専門家じゃないからかも知れませんが、ひとこと言っていいですか。 やってることは全然今と変わってないやん。 だいたい日本が明治のご時勢(つまり写真のフィルムがバカ高で写真が「ハレの日」の道具だった時代)にこんな写真を撮っていたアホタレが地球上にいたかと思うと再びそこはかとない脱力感に襲われる。それに、こんな写真など、ネット全盛のご時勢、ちょっと検索をかければいくらでも発掘できるっつうの。 さらに三階に進むと(進む気力が残っていたことを誉めてください)、その一番奥に4畳半くらいの「個室」が。中に入ると横幅4メートル、直径1メートルくらいの絵がかかれたロールがゆっくりと回りはじめ 人類の性の歴史の大脱力スペクトラドラマ さらには「世界の秘宝館」とかいう名前で、熱海の秘宝館が写真入りで紹介されている。 これで10ユーロ払ってたら、絶対「金返せ」って入口で暴れてたな。そういう意味では2.5ユーロって、この上なく妥当な値段だわ。ちなみに中にいたのは、私を含めバカップル数組と、中国の奥地から出てきたといった趣のカメラを首に下げたオッサン数名のみ。 脱力しつつも続く。 日記才人の投票ボタンです(ご協力感謝) |