なべて世はこともなし
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2004年01月10日(土) 900ユーロの道楽

ついに「指さし・アイルランド」が発売された模様です。アマゾンbk1に試しに行ってみたのですが、おお、売ってるよ。「通常24時間以内に発送」だって(今のところはね)。で、私の人生で最初に書いた本、本当に本屋さんに売っているかどうか見たいです。というか、もしあなたが本の作者だったらどうします?やっぱり見てみたいでしょ?。


というわけで、そのためにわざわざ日本に行くことにしました。


いや、こう書くと突然思い立ったようですが、…実際急に思い立ちました。と言っても昨日今日の話じゃなくて、去年の暮れ、ドイツに行く直前の話です。で、今まで一度もお世話になったことのなかったAWLトラベルさんに電話をしたのです。


日本まで800ユーロ。


こうやって書くとあまり安くないですよね。ネットで血眼になって探せばこの閑散期の航空券なんてもっと安いのがいろいろ出てきそうです。でもね、これが日本の国内線を含む値段…となると話がちょっと違ってきます。


何せ東京からQ州までの大手各社の国内線は片道割引料金で20000円は軽くします。最近新規航空会社の参入なんかで羽田=Q州は激戦区になったにもかかわらず私のローカル空港だけはなぜかその波から取り残され、片道20000円を払わざるを得ないわけで。強いて言えば時期を選べば10000円程度で飛べたりもするけどなかなか日程が合わなかったりする。つまり往復4万円とすればそれで350ユーロ。つまり実質はダブリン=東京間が450ユーロ程度になるわけで。こう考えると割に安いともいえなくもない。


というわけでほとんど衝動買いをしてしまった私。ところがこの国内線では私のQ州のローカル空港には飛べず、福岡に飛ぶ羽目に。さらに帰りは東京に何日か滞在するために70ユーロの追加料金を払うことに。


というわけで、数日前うちの親に新年のあいさつを兼ねて電話しました。


私;「というわけで、福岡まで迎えに来てくれる?」
親:「高速バスがあるでしょ」



…甘えちゃいけませんね。甘えちゃ。


ダブリンからヒコーキを2回乗り継いで19時間かけて福岡まで行くからって甘えちゃいけませんね。19時間もヒコーキに乗ればバスにたった2時間くらい揺られたって何のことはないですよね。所要時間がドアツードアで考えるとぴったし24時間になっても別にそれは大したことじゃないですよね。日本に1週間いれるんですからね。


そうなのです。年休をけちって休みを取ったのはたったの1週間。これでQ州に行き、かつ東京に行こうというのはほとんど無謀です。まあ、紀伊国屋に自分の本が売ってるかどうかを確認できればそれでいいですが。…ってそれだけのために私は10万円以上払って日本に行くのだろうか。


で、AWLさんに支払いを済ませてあとはチケットを受け取るだけという段になった昨日のお話。会社でのスーパーバイザーと私の会話。


S:「ああ、Snigel、去年の年休何日残ってる?」
私;「ええと、13日残ってて、今度日本に行くのであと8日くらいですか」
S:「それ、3月までに消化してね」



…なら日本に2週間いれば良かった。


というわけで、3月までにもう1週間どこかに行くことになりそうです。考えてみると「年休を消化しろ」と怒られるなんて、あまり日本じゃ考えられない話ですが。こういう生活に味を占めてしまうと日本で就職しようとかいう気持ちがさらさらなくなってしまうのも分かっていただけるのではないかと思います。


で、AWLさんからチケットも届き、優秀なエージェントさんは私のお気に入りの席もカンペキにアサインしてくれ、私のやらなければいけないことは下着をカバンに詰めるくらい。楽といえば楽だけど、自分で苦労していろんなチケットを組み合わせたり、シートを自分で予約するのも楽しいんだけどなあ…なんて思う私はやっぱり変人なんでしょうね。うん。


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