なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2003年06月25日(水) |
閑話休題。アイルランド人のいい加減さの小ネタ二話。 |
あどーも、Snigelです。ご無沙汰をしておりますです。掲示板・メールでのお見舞い本当にありがとうございます。何といいますか、会ったことのない皆様からお見舞いをもらったりして皆様のそういう優しさがあるからついと更新しないわけにはいかないという気分になるんですよね。本当に幸いにしてこのホムペは良い読者さんに支えられております。改めて感謝しますと同時にこれからもよろしくお願いします。なお私はいたって元気ですので。
で、入院の話なんですが、あと四回くらいに分けて書きます。この話、質問や掲示版でのネタで盛り上がったこともあるところからして、多くの人が興味を持っている話だと理解しています。そういう思いもあるので、多少だらだらした内容になっても省略せずに細かい内容を書いていきたいと思っています。自分で言うと世話がないですが、入院の話、かなりの自信作です。アイリッシュに話しても床で笑い転げてくれます。本当に信じられない体験でしたから。
と同時に、スコットランドの話も書きたいので交互連載のような感じでしばらくやっていこうと思っています。ちゅうわけでよろしくです。
今日はちょっとしたアイリッシュのいい加減さの小噺を二つ。
その(1)スペシャルオリンピック
アイルランドでスペシャルオリンピックが始まりました。いまいち自信はないですが、日本で言うところの「パラリンピック」ってやつですか?要は障害のある人のオリンピック。オープニングイベントに5億円だかを使ったとか。U2やコアーズやネルソンマンデラまで呼んだ開会式。個人的には外したなあと思ったのですが、巷の評判は極めていいようで。
当然日本チームも来ています。日本チームはキルデアだかニューブリッジだか忘れましたがどこかの町にホームステイしているはずです(ホストファミリーはボランティア)。それはいいのですが、実は4月くらいだったでしょうか、読者さんを通じて私のところにメールが来たのです。
「日本人各位 日本人の通訳が足りない。お願いだから手伝って」
という内容のメールがスペシャルオリンピックの実行委員会から来まして。けっこう切羽詰まった内容だったのです。
人生でボランティアとか社会奉仕とかそういう「善行」をほとんどしたことのない私。よっしゃー、ここは一発ボランティアをするべえとボランティアに申込んだ。会社とも交渉してボランティア休暇の認可された。
なのに、スペシャルオリンピックの実行委員会からの連絡はなし。せっかく無理して取った休みもキャンセル。
…日本人、いらないなら最初から頼むなよ。
(2)UTVip
何度も書きますが、私の家のインターネット、未だに56K電話回線です。私の使っているプロバイダはUTVipという会社で、夕方6時から朝の8時まで使い放題で月30ユーロというプラン。これが今日のニュースによるといつでも24時間使い放題で月に25ユーロに値下がりするという。おいしい話。
で、UTVipからメールが来て「そのサービスに移行するためには新しいダイヤラーをダウンロードしなければいけない」とのこと。別にダイヤラーをダウンロードすること自体何の苦にもならないのでやってみた。ところがエラーメッセージが出てくるばかりでインストールできない。そこでテクニカルサポートに電話してみた。
ちなみにUTVipのアイルランドのメインオフィスはベルファスト。ご存知の方はご存知だろうけど、北アイルランドのアクセントは英語に自信がある人にもちと難しい。もっと言えばネイティブスピーカーにも通じないことすらある。
待つこと10分。ようやく男性のオペレーターが出た。
オペレーター:「UTVipテクニカルサポートです」(←きっとそう言ってたに違いない) 私:「かくかくしかじかでダイヤラーがダウンロードできないんですけどー」 オペレーター:「はい。何やらUTVipのホムペにアップロードしてあるプログラムにバグがあったみたいです。明日修正版をリリースする…はずです。今日はこの電話ばかりで…」
…。ちゃんとテストしてからアップロードしろよ。
私:「あっそう。じゃあいいや。新しい番号教えて。ダイヤラーなしでもマニュアルでプログラム変えるから」 オペレーター:「番号知りません」
…私にもできるな。このくされテクニカルサポート。まこんなことは日常茶飯事なのでいちいち驚いていられませんが。
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