なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2003年06月17日(火) |
Kinnityとはこれいずこ? |
スコットランドの旅行の話を書きたいなあ…と思っているのですが、どうも風邪が治らずに頭がぼーっとしたままです。写真を加工して、ストーリーを考えてという大きな作業をする気がしません。というわけで今日は完全なつなぎ更新です。
どうして風邪が治らないか論理的に考えてみました。答えは意外と簡単でした。
(1)トシ (2)ろくなもんを食ってない
Snigel、いつの間にやら28歳。あと2年もすれば30です。コドモの時に「30以上はオヤジである」という基準を勝手に決めていた私にとって、自分がその年になるというのは落ち込みますなあ。
で、それ以上にどうもここ数日ろくなもんを食ってません。六尺三寸の寝床の横に、
「Snigelさん、ほら、食べなきゃだめじゃない。おじやを作ってきたわよ」
なんておじやを持ってきてくれるかわいい女の子はいないものだろうか。…自分で突っ込むと実はおじや、大嫌いだったりするんですよね。おかゆ系、きらい。もっと言えばおでんも嫌い(←食べたいものがなく、いつもゆで卵だけ食べる)。たまに自分が日本人なのかどうか疑問に思いますが。
かくして、ただいまもひでかすの食器棚から勝手に盗んだパン2枚とLIDLで買った魚の缶詰(くさいので顰蹙を買う)とカップスープというわびしい昼食を済ませてきたわけですが、昼休み前にBallyfarmot在住(=もろダブ)同僚とこんなばか話をしてました。
同僚A:「で、その後彼女は元気?」 私:「元気だよ。なんでよ?」 同僚A:「聞いただけ。いつ結婚するの?」
…こういうくだらない質問にはくだらない答えをするのがいちばんと洋の東西を問わず決まっている…と私は決めました。ちなみに彼女は未だに結婚とは程遠いところにいるようです。あ、彼女がモテないとは決して言ってませんよ。ただ机の前の彼氏の写真がほぼ月代わりで別人になるのがほんのちょっと気になってるだけです。
私:「ああ。誰から聞いたの?来年だよ」
言うまでもなく口からでまかせですので念のため。
同僚A:「本当に?どこで。アイルランドで?日本で?」
私は数日前の掲示板の投稿をふっと思いだし…
私:「Kinnityのお城を借りた」 同僚A:「どこ?それ?」
新事実発覚。アイリッシュの一部は、Kinnityがどこか知らない。
私:「ミッドランドだよ。知らないの?」(←称して知ったかぶりといいます。私だってどこか知らない)
同僚AはおとなりのTallaght在住の同僚(=これまたもろダブ…って掲示板の投稿に「Tallightに住んでました」という投稿が今日あったばかりだったなあ)に向かい
同僚A:「Kinnityってどこか知ってる?」 同僚B:「聞いたこともないわ」
新事実発覚。アイリッシュの多くはKinnityがどこにあるか知らない(←サンプル2つで決め付けるなよ)。
かくして私がKinnityを知らなかったことは恥じるべきことではなかった時がつかされました。
ただ、そういうことってよくありますよね。私Q州出身ですが、Q州のこと、実はQ州に住んでいない人のほうが良く知っているとか、別の例では東京にコドモの時から住んでいる人は(遠足ででも行かなかった限り)東京タワーに上ったことがないとか。ダブリンに住んでいるアイリッシュは意外なほどダブリン以外を知らなかったりします。
ともあれ、同僚A・Bは私に集中砲火を浴びせます。
同僚A:「どこよそれ?そんなとこアイルランドにはないわよ」 同僚B:「私アイルランドには詳しいけど、そんな地名聞いたことがないわ」
数分後、私は静かにKinnityのお城をGoogleで検索をかけてそのページをメールで優しく送ってあげました。ふふっ、(今日のところは)勝った。
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