なべて世はこともなし
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2003年04月21日(月) 借金取りついに自宅に参上!それでも逃げおおせるフランス人とは?

あれは忘れもしない…ええと…たぶん去年の夏頃のお話。うちに1ヶ月か2ヶ月程度フランス人の女の子が住んでました。ヘビースモーカーなのがタマに傷でしたが、結構かわいいし性格もフランス人にしてはとか人種差別的なことを書いてはいけませんねいい。というわけで、密かにSnigelのお気に入りの女の子でした。


(資料写真。本文と写真は一切カンケーありません。ないんだってば)


で、彼女去年の夏にフランスに帰ってしまいました。帰り際に彼女は空港で私の手をしっぽりと握り、


彼女:「Snigel、私宛てに来た手紙は捨ててね。私は過去にとらわれない女なの。そして私のことも忘れてね」


と言ったというのは言うまでもなく私の妄想ですが、ただ、本当に


彼女:「Snigel、私宛てにはどうせ請求書しか来ないから開けてもいいけど捨ててね」


と言ったのはれっきとした事実です。


そして数週間後から、某ケータイのプロバイダーから請求書が忘れた頃に届くようになった。最初は私も封筒に


Not known in this address. Back to the sender


なーんて書いて送り返していたけど、あまりにしつこい!しばらくしてからは完全に放置。


で、今年になってもまだしつこく督促状を送ってくるので、ついに私は封筒を開けてみた。


ををっ。結構な大金を踏み倒してるじゃん


そして、ついに、昨日、最後の手紙が届きました。





そう、手紙の送り主はもはやケータイのプロバイダーではなくCollection Agency。そう、借金取りのための専門機関


弊社の多大な努力にも拘らず、貴殿は上記の負債を返済していません。弊社は従って貴殿の地元の集金人に48時間以内に自宅に自宅に集金に向かうよう指示を出しました。


ををっ!ついに自宅に集金か!


…ってあなた日本の某放送局の借金取りの魔の手から5年間逃げ仰せた私。借金取りが家に来るくらいじゃあびっくりしませんよ。(ってあれは借金取りじゃあないのか)

ん?待て待て。この手紙の日付から48時間って… もう過ぎてるやん!


だいたい手紙を投函してからそれがうちに着くまでに最低24時間。下手したら48時間かそれ以上(何せアイルランドのことでございますから)。つまり、郵便と同時に借金取りが表にいたりして。このことからしてもこの48時間というのは単なる脅しにすぎないことがわかる。


もっと言えば、家族や隣近所に借金取りが言えまで押しかけたことをアイルランド人は恥じるだろうか?あまり気にしない人種のような気がするなあ。人種に関わらず借金を恥じる人は、こんな最後通牒が来る前に借金を払ってる気がするから、どうも本気だとは思えない。


あのー借金取りさん、うちに来られるのは勝手ですが、Rebecca(仮名)はもういませんよ。去年の確か9月あたりに出ていって、それ以来音信不通でございます。私が知るのは彼女がパリ近郊に住んでいるということだけです。冗談ではなく、彼女のメールアドレスすら知りませんので諦めてください。どうしてもっていうならフランスに行って地道に探してください。


ちなみに、これって帳簿上で帳消しにする前のポーズにすぎないと思うんだよなあ。だって、以前にうちに住んでいた人間もやはりこの手紙をもらったけど結局逃げ切ったもんねえ。本気だったら書き留めか内容証明郵便(んなもんがあるかどうかは知らんが)で送ってくるような気がする。


はい。この督促状はクシャクシャポイ。さーよーおーなーらー。


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