なべて世はこともなし
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2003年03月13日(木) いよいよPaddy's Weekend...なのにいつものだらだら日記

スウェーデンから友人がやってきております。誰とはいいませんが、このアイルランド真実紀行の他のコンテンツに数度登場している女の子です。彼女、何を血迷ったかロンドンからバスでやってきたらしい。彼女、Busaras(中央バスターミナル)で迎えに来た私を見るなり目を輝かせて言うのだ。


彼女:「ねえねえ、シティセンターでバスが燃えているのを見た!」
私:「あっそう」
彼女:「『あっそう』ってなに?驚かないの?」
私:「毎度のことじゃん」
(読者様の中には数週間前の日記を御記憶の方もいらっしゃるかと思いますが)
彼女:「なにそれ?私の乗っていたバスの運転手も『毎度のこと』って言ってたけど、アイルランドでバスが燃えるのって珍しくないの?」


…珍しくないようですなあ。残念ながら。


で、彼女、さらに目を輝かせて言うのです。


彼女:「ねえねえ、私たちロンドンからバスで来たんだけど、Holyheadでバスから降りて乗り換えなきゃいけなかったの。何でかわかる?」
私:「え、なんで?」
彼女:「ロンドンから運転してたイギリス人の運転手さんが言うには、イギリスのバスはギア付で、アイルランドのバスはオートマチックなんだって」
私:「ふーん、それで?」
彼女:「でね、その運転手さんが言うにはアイルランド人の運転手はギア付のバスを運転できないからバスから降りなけりゃいけなかったの」



…本当なんですか? 私はただ単にバスをフェリーに載せない方が安上がりだからだと思いますが。(反面バスごとフェリーに乗ると乗客が荷物を載せかえなくてもいいという大きな利点がある)多分それが理由とは思いますが…。


そういわれて気がつきましたが、日本のバスってほぼ全部ギア付ですよね。アイルランドではほぼ全部オートマ。ちなみに乗用車ではこれが全く逆転します。つまりほぼ全部の車はギア車。つまりバスがオートマだからって、「アイルランド人は運転が下手である」という結論には至らないと思うのですが。どなたか本当のところ御存知の方はいらっしゃいますか?


で、彼女を迎えに行くのに、某主要県道の片側2車線ある緩やかな下り坂を走ってました。私の前にはおばさんがとろとろと走っており、左のバスレーンから(その時間帯はバスレーン実施時間帯ではなかった)乗用車が私たちを追い越していきます。「あ、そうだ、俺も左から追い越せばいいんだ」と思っているともう一台左から追い越していきます(ちなみに外側からの追い越しは厳密には違反です。多分日本もそうだよね)。


で、私が左に車線変更してスピードを上げると、一番前の車(つまり最初に追い越した車)が急停車。何かと思うと


速度超過で捕まってました。


アイルランド、去年の暮れからついに交通違反の点数制度が始まりました。なんでも速度違反は減点2点で、減点6点で2年間の免停だそうです。が、さすがはアイルランド、警察のオンラインシステムが作動しておらず、現在すべての作業は手作業でこのシステムはまともに作動していないそうです。やっぱりなあと思わせるところがさすがはアイルランド。


ところで、今週末はPaddy's Weekendであります。かなりの数の観光客が大挙してアイルランドに押し寄せてくるとか。某航空会社の内部告発によると(…ってそんな大袈裟なもんじゃ全然ないけど)、今日のダブリン行きのフライト軒並み満席だそうです。Busarasに着いたバスも混んでましたし。かくなる理由で彼女もスウェーデンくんだりからダブリンに来たわけですが、実は別の友人も今晩イギリスからやってきます。…今週末は忙しくなりそうです。ちなみに私の3/17…すなわちPaddy's Dayの予定ですが…


仕事ですが、何か?


…そんなもんですよ。5年も住んでいると。「ええー」というあなた、あなたが町内会の盆踊りに最後に参加したのはいつですか? まさに勝手にやってくださいといった感じです。


かくして、今週末もPaddy's Weekendとは全く無縁に進行していくと思われるこの日記です。



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