なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年12月18日(水) |
AIBのクリスマスパーティーに潜入した男の話 |
クリスマスパーティーシーズンもたけなわです。今日もあっちのホテルで、明日もそっちのパブでパーティーが催されています。日本でも「忘年会」シーズンなことを考えると、人間の中には一年の終わりにパーティを開きたくなるDNAが組み込まれているのかな…なんて思いますが。
で、私の友人のアイリッシュのPaddy(仮名)も御多分に漏れず、毎日パブで飲み歩く毎日。私にはキリストの誕生日と毎日飲みに行く必然性とがどうしても繋がらないのだが、アイリッシュはそういうふうに考えないらしい。
で、彼が飲んでいたパブ。階上では貸切パーティーが開かれていた。こそっと潜入すると、食べ物はあるし、みんな元気良く踊っているしなかなかいい感じ。で、中にいる人に聞いてみた。
Paddy:「これはどこの主催のパーティ?」 参加者:「AIBだよ」
AIBはBank of Irelandと肩をならべるアイルランドでもっとも大きい銀行の一つ。それはそれはということでPaddyは彼の友人とそのパーティーに潜入することにした。
中に入ると、おお、結構かわいい子が踊っているではないか。
彼は何気なくいかにも自分がAIBで働いているような顔をして食べ物に手をつけ、ついでに踊る。
するとAIBの従業員と思われる人が話しかけてきた。
社員:「君はどこの部署に勤めているの?」
Paddy、一瞬答えに詰まるが…
Paddy:「ああ、ボク、Ballsbridgeのオフィスにいるんだけど…(作者注:Ballsbridgeには何をしてるかは知らんがAIBの巨大なオフィスがある)」
社員は怪訝な顔
「ええ?IIBはBallsbridgeになんかオフィスはないよ」
…そう、彼がAIB主催と思っていたパーティーは実はIIBという全く別の会社主催だったのです(IIBがどんな会社か私に突っ込まないように)。
ちなみに、彼は嘘がばれた後も平気な顔してパーティーに潜り込んでいたそうな。こんなすばらしいアイルランド人の友人を持って私はシアワセです(なぜか涙目)。
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