なべて世はこともなし
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2002年12月13日(金) 下手なマンガよりおもしろいぞ。アイルランド版、交通の教則

寒い日が続いていますが、皆様お元気でしょうか。Snigel@アイルランド真実紀行管理人です。


いつも寝る時に思うのですが、冬場のベッドって冷たいですよね。せっかくのダブルベッドなんだからだれかかわいい女の子がベッドを暖めてくれないか…とめぞん一刻の五代君並みの妄想(懐かしいネタですね)に浸るわけですが、まあそんな女の子なんていませんね。


私の数少ない経験から断言してしまうと、私より女の子の方が体温が低いです。つまり女の子の方が冷たい。私だけでなく、私の周りの男が口を揃えて言うことだからたぶん間違いないと思うのですが。


まあ「冷え性」などを訴える人は圧倒的に女性の方が多いことを考えるとたぶん医学的な見地からもこれは正しいのでしょうが、それにしてもなんでなんでしょうね。そういう状況で、男が「お前のからだ冷たいからどっか行け」というのと、「冷たいからこっちにおいで(はぁと)」というのではっきり言って二人の関係のすべてが分かりますね。


少年少女にも安心して読んでいただけるサイトを目指すアイルランド真実紀行ですのでこれ以上は話をそっち方向に進展させませんが、「私の体温は彼のより高い」という方、「僕のニョーボの方が暖かい」という方、掲示板で報告してください。たぶんいないと思うので。


日本に戻っていったとある方が私にたくさんの本を置いていってくれました。で、そんな中に混ざっていたのは…


アイルランド版、交通の教則


ご存知の通り、アイルランドは日本やイギリス同様左側通行をする珍しい国。というわけで「アイルランドは日本人にとって運転しやすい国」なんてガイドブックにしたり顔で書いてますが、考えてみると、日本とアイルランドは1万キロも離れているのだから交通ルールは違って当然。かくして、なかなかアイルランド版の「交通の教則」は日本のそれと違って笑えます。.

ツッコミどころ満載のこの交通の法則、私がいちばん我が目を疑ったのは「踏切」の項。



なんでもアイルランドでは3種類の踏切があるそうな。左から「遮断機・ゲートのない踏切」「遮断機・ゲートで仕切られた踏切」「遮断機・警報機付踏切」


ふむふむ。左は日本でもイナカでたまに見る。右は日本中どこにでもある踏切に近いかも。問題は真ん中。「ゲート付き踏切」


そもそもゲートって何よ?ゲートって?たまに見る、文字どおりの「ゲート」??見た感じは標識に出ているゲートそのまんまです。


そう思ってこの項を読み進めていくと、あまりに信じられないことが書いてあったので唖然とする。この項、なるべく忠実に訳してみます。


ゲート付の監視者のいない右のような標識のある(上の3つの踏切の標識のうちの真ん中のやつ)踏切では渡る前にとまること。

・車から降りる
・両方向を良く見て聞き、列車が近づいていないことを確認する
・進行方向手前および奥のゲートが開いていることを渡り始める前に確認する
・渡り終わったら両方のゲートを閉める



ウソでしょ?ネタでしょ?という方のために、そのページをそっくりコピーしてますので興味のある方は画像をクリックして見てください。




私はアイルランドの踏切は止まらなくていいものだと信じていました。なのに、こんなとんでもない規則があったとは。


止まる

車から降りる

両方向の安全を確認する

ゲートを開ける

渡る

ゲートを閉める



日本の踏切で一時停止しなくてはならないことに怒っている日本のドライバー諸氏。こんな国もあるのですから、踏切の手前で一時停止することに文句を言わないでください。もしこれを東京の環八かどこかの踏切でやってたらすごい大渋滞になるだろうなあ。まあアイルランドがのどかなことの証拠になるかもしれない。


そのほかにも驚愕の規則があるようなので、評判が良かったら続きを書きますね。


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