なべて世はこともなし
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2002年10月08日(火) 万引き...こうすれば捕まらないのかなあ...

私は自慢になりませんが、かなりぼーっとした人間です。はさみで紙を切り、切れ端ではなくはさみをごみ箱に捨てるような大ボケを真顔でするような人間です。…が、世の中には下には下がいる…という話です。私の知人の話。


某数日前の平日の午後。町中の女性に人気の衣料品店(日本的に言えばブティックというやつでしょうか)に彼女が入っていった。で、時刻は閉店間際。店内は閑散としている。そんな中で彼女はシャツ2枚が気に入ったらしく、シャツ2枚を左腕に抱えて店内をうろついていたんだそうな。


で、家に帰ろうと思い店外に出ようとするとけたたましく鳴る防犯用のアラーム。そりゃそうだ。彼女の左腕に抱えているシャツ二枚にはしっかり万引防止用のタグがついている。


で、彼女が店内を見ると、セキュリティのオッサンが怪訝そうな顔で彼女を見ている。彼女は「何なのよ」という推定美川憲一のような顔をして堂々と店の外に出たんだそうな。


で、彼女はバス停まで着いた時点で左腕のシャツ2枚を見て


「はっ、私が左手に抱えるこれは何?」


と気がついたんだそうな。…嘘のようなホントの話。万引も多分堂々としていれば気がつかれないんでしょうねえ(私は万引いの勧めをしているわけではないので念のため)。


で、彼女はどうやら私ほど正直者ではないらしく、そのままバスに乗って家に帰ったそうな。


そういえばだいぶ前の日記に書いたとおり、環境後進国のアイルランドに突然異変が起き、スーパー等での買い物袋が有料になった。で、これ、効果覿面でスーパーでの買い物袋の消費量は約90%も減ったそうな。


ところがこの数字の裏にはどうやらとんでもない事実が隠されている模様。


まず、最近どこのスーパーに行ってもこんなポスターが掲げてある


「お客様各位:店内用の買い物カゴの持ち出しはご遠慮ください」


…つまりお客が持って帰るのねん。


ではトローリー(カート)ではどうかと言えば、これまたとんでもない輩がいるらしく、たまにレジで


「購入済。XXスーパー」


というシールを貼られることがある。確かにこれがないとレジで会計を済ませたのか、それとも済ませていないのか分からない。昔はビニール袋に入れていたから一目瞭然だったのだが。


そういう意味では、スーパーでも堂々とトローリーを押して出れば誰も気がつかないような気がする。繰り返しますが、私は万引きを勧めているわけではありません。アイルランドで万引きをして捕まると、裁判所に出頭する羽目になりますよ。確か罰金刑を食らうはずです。ご注意を。


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