なべて世はこともなし
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2002年09月18日(水) ウソはやはりバレるもの...何が起こるか分かったもんじゃない

疲れ果てて家に帰ってくると、ポストにはあからさまに請求書かダイレクトメールとしか思えない私宛ての郵便物。たまには請求書以外の郵便物をどきどきしながら開けてみたいなあ…なんてわけの分からんことを考えながら封を切ると(その時は炭素菌に違いないとかいうツッコミは不要)案の定Bank of Irelandからのダイレクトメール。ただ、その内容に私は仰天してしまった。


「家建てませんか。お金貸しますよー」


…アイルランドに住みいつの間にか4年の月日が経った。で、ついにここまで来たのかという感じ。bank of Irelandは忘れたころにこういうダイレクトメールを送ってくる。最近では、「車買いませんか」(これはエッセイに詳しく書いているのでそちらを参考にしてください)から「アメックスカード持ちませんか」などなど。で、だんだん話のスケールが大きくなっているなあ…なんて感慨深げに思っていたらついに話は家まで来た。


買わんっつうの!


何度も何度もしつこく書きますが、私、アイルランドに骨を埋めるつもりはありません。ゆえに、家など買いません。


最近になってこういうダイレクトメールがとみに増えてきた。たぶん絶対の確率で、私の給料の額だとか支出額が通帳から全部ばれているからだろうなあ…と思う。たぶん日本のそれほどはあからさまでないにせよ。ただ、それなら私に貯蓄がないことくらい気がついてよ…。


で、まあ、この私の友人が住む地区の回覧板並の地元紙、これを読んでいただければ、なぜ私がアイルランドに骨を埋める気にならないかお分かりいただけるかと思います。すごい内容なので、ぜひオフラインにして読んでやってください。ただし、A4サイズの紙をスキャンしたので画像は330キロバイトと少し重めですので電話回線の方はご注意を。ちなみにこの地区、私が「ダブリン家がない!」でネタにしたEastwallのお隣りの地区です。読んでいて「よくもまあこんなとこに住んでいたなあ」と笑ってしまいました。


話は飛びますが、今日、会社で私は同僚の何気ないひとことでほとんど即死状態にされました。先週末、金曜日に病欠を使いドイツに行ったのですが、これ、思わぬところで思わぬ事態になってしまいました。コールセンターで、小忙しく働いてくると、隣りの班の主任(アイルランド人の女性)さんがやってきて、コールセンターのマネージャーの前で…


主任:「ねえねえSnigel、先週の日曜日の夜空港で何をしていたの?」


ぐふっ(即死)


私:「え?」
主任:「日曜日の夜、空港の到着口のところであなたを見かけたわよ。どこか行ってきたの?」
私:「…え?いつの日曜日?」(←完全にとぼけている)
主任:「先週。どこ行ってきたの?」
私:「え?え?あー、うー、いー、家にいたけど」(大ウソ)
主任:「ええ、あれ、Snigelだったわよ」
私:「ええ?中国人だったんじゃあないの?」(←都合のいい時だけ中国人のせいにしたりして)
主任:「ええ?あれは間違いなくSnigelだったわよ。グリーンのアーミーパンツをはいて



グリーンのアーミーパンツ?んな趣味の悪いもの私は履きません。軍隊とか規律とか協調とか言う言葉が私は大嫌いです。そう、この主任さん、肝心なところで記憶違いを起こしてくれたのです。私はここぞとばかりに逆襲。


私:「グリーンのアーミーパンツ?そんな趣味の悪いパンツボクは持ってないよ。それ、絶対人違いだよ。ほら、そんなの履いてるの見たことないでしょ?」
主任:「うん、いつもスーツだもんね」



轟沈


最後までしらばっくれましたが、いやー、どこで悪事がばれるか分かったもんじゃあありません。これでヒコーキの中で出張帰りの部長とかにあった日には目も当てられません。皆様もウソをつく時は十分に御注意を。




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