なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年07月13日(土) |
遊園地と女の子の皮肉な関係について |
もし、「Snigelさんとお出かけしたい」という奇特な女の子が現れたら、私は迷わず遊園地に誘います。上下左右移動系、絶叫系、大好きです。もうフリーフォールなんて一日乗ってても…それは多分死ぬな。並ぶのは嫌ですが、だからこそ遊園地には女の子と出かける価値が出てくる。男と並んでいても淋しいだけだが、女の子とならあんなことしたりこんなことしたり(…作者の妄想拡大中につきしばらくお待ちください)。
…なのに!このアイルランドには遊園地がない!
…というかヨーロッパには遊園地がありません。東京なんてある意味私にとて夢のような場所です。ディズニーランドに(「あそこは千葉だ」という突っ込み不要)後楽園、豊島園にサマーランド、よみうりランド(「あそこは川崎」という突っ込みもいりません)に多摩テック、さらには荒川遊園地に花やしきまで、まあ、ぱっと思いつくだけでもこれだけの信じられない数の遊園地があるわけで。
翻ってこちらヨーロッパ。一番近所にあり、かつ最大規模なのはパリのディズニーランド。そう、それ以外にはないのです。私が知る限りではおとなりイギリスにはドーバー海峡あたりのハーバーにあるちっちゃいの(私に言わせるとあれはゲーセン)を除くと、かのロンドンにも遊園地はありません(あるなら掲示板で突っ込んでください)。
他の遊園地といえば、ウィーンにひとつあり、あとはスウェーデンはゴテンバーグ(日本語では「ヨーテボリ」って言うんですか?自信ないけど)にあるのを知ってます。私の知る限りではこれだけ。ともあれ、ここ、ゴテンバーグ出身のスウェーデン人の元彼女とクリスマスに一緒に帰省(「寄生」と書けなくもない)したときに丘の上にこの遊園地を発見したのですが、何せ季節は冬。スウェーデンの冬は寒いです。氷点下の寒さの中、降り積もった雪を掻き分けてまで遊園地に行こうという酔狂な人間はあのバイキング軍団にはいないらしく当然閉園中(だったらしい)。
で、「次の夏に一緒に行こうね」と約束したものの、私はその次の夏に今の彼女Mausiと出会ってしまい結局それ以来スウェーデンには近寄っておらず、当然その遊園地にも行ってません。ともあれ、これらの遊園地も東京のそれに比べると本当にささやかです。
で、一番最近行ったのはパリのディズニーランドです。ここ、数年前初めてパリをイタリア人の女の子と訪れたときに私が強硬に「行きたい!」と主張したものの却下され、かなりの遺恨を残していたのですが、晴れて去年の冬にMausiと訪れまして、二人でメリーゴーラウンドのお馬さんに乗るほどの痛いカップルになりきりスペースマウンテンには3度乗るほどのはしゃぎようで、本気で楽しませていただきました。
あ、あくまでちなみになんですが。行ったことのないフロリダのディズニーランドは知りませんが、基本的に日本のもパリのもアトラクションは同じです。例えばカリブの海賊がまずジェットコースターのようにレールに乗って上にあがるところから始まるとか、スペースマウンテンがカタパルト発射するとか、そういう細かい違いはありますが基本的に同じ名前のアトラクションだったりします。ゆえに、パリに来たからと言ってディズニーランドをわざわざ訪れる必要はディズニーランドマニアでもない限りないような気がします。
ここまで書いてふっと思い出したのですが、私が生まれて初めて女の子とお出かけしたのもやはり遊園地でした。今にして思えばどこが魅力的なんだか全然分からない女の子(おいおい、彼女が万が一この日記を読んでたらどうするんだ?まあ、彼女は私がアイルランドにいることも知らないはずだから平気だろうけど)を必死の思いで誘い出して、ようやく行ったのがよみうりランド。…今にして思えばディズニーランドや後楽園でないあたりが私の性格の奇特さをすでに表している気がする。
別に彼女とキスしたとか何だとかいう甘い思い出はいっさいありません。ただ行っただけです。はい。
そう、大学時代。彼女のいない暗い暗い生活を送っていた私。当然遊園地に行く機会もなく。いま、こうして彼女がいるようになったのに、今度は遊園地がない!なんとも皮肉な人生送っています。
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