なべて世はこともなし
日記アーカイブ(インデックス)へ前日の日記はこちら翌日の日記はこちらアイルランド真実紀行へ


2002年07月10日(水) 象牙海岸にて

私のお仕事は世界中からお手紙(請求書という人もいるようですが)を受け取って、それを調理するのが仕事です。いろんな国からそれはやってきます。が、しかしですねえ、このお手紙の出所


Republique de Cote d’Ivoire


ってどこなんですか?


まあ、フランス語なことはすぐ分かるから多分アフリカの旧フランスの植民地だろうなあ…と思い、インターネットでサーチをかけると、あった。日本名


象牙海岸


私の記憶はもう15年も昔の中学校の地理の時間へ。アフリカの授業をやっているときに、この地名を地図帳で見つけて「へえ、こんな名前の国もあるんだなあ」と思った。なんとなくこの国の場所も覚えている。確か、赤道ギニアとかいう国の近所だったような。ともあれ、私と象牙海岸の結びつきはこれくらいでして。


私の仕事は、お手紙がどこから来たかを地図帳で確認することではないことは当然のことでして。で、このFCFAとかいう聞いたこともない通貨をシステム上でまともな(…と言ったら象牙海岸の人に殴られるか)通貨に変えねばならない。何せ


2,750,256FCFA


と言ったところでいったい安いんだか高いんだか私には皆目見当がつかない。


これがまた難儀な作業でして。まあ、この通貨が大体4000ユーロなことはインターネットを使って調べがついた。が、それは又問題の根本的な解決にはならず。何せ、システム上でこの通貨を発見せねばならないわけで。


で、何とかフランと呼ばれる通貨は、旧フランスの植民地を中心に結構多くの国で使われていることが判明。今システム上で数えたら本家のフランスフランを含め約15の何とかフランが世界中にあるらしい。


が、しかし!この「象牙海岸フラン」(と呼ぶのかどうかは私は知らない。大橋巨泉にでも聞いてくれい)だけはどうしても見つからないのだ。


仕方なくITチームを内線で呼ぶと


「ぞーげかいがんふらんーー?」


と声を裏返されてしまった。


で、苦節15分。結局象牙海岸フランは見つかりませんでした。


そう言えば竹内まりあの初期の歌で「象牙海岸にて」って曲なかったっけ?もしそうなら竹内まりあはこの曲を歌いながら象牙海岸の通貨に思いを巡らせたかどうか聞いてみたい(←巡らせてねえよ)




日記才人の投票ボタンです




Snigel |MAILアイルランド真実紀行へ掲示板へ