なべて世はこともなし
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2002年04月27日(土) 結婚二日目に見えてくる問題。家族との衝突について

アイルランドに長く住んでいると、当然知り合いも増えます。で、私の場合、幸か不幸かその知り合いのほとんどはアイルランド人以外の人です。で、彼(女)らの一部に「アイルランド人と結婚した(あるいはそれに準ずる関係)」人というのがいます。で、まあ、彼(女)らは口をそろえて、


「アイルランド人の彼(女)は好きだけど、家族には我慢できない!」


と言います。彼(女)とつきあっているうちは、まさに惚れた腫れた、愛は盲目何だかんだで良いわけですが、いざ、結婚という段になると、当然の様に家族とのつきあいが始まるわけです。そこには「いくらなんでも…」という話が結構あったりするわけです。


例えば、某東欧からアイルランド人の彼を追っかけてアイルランドにやってきた女性の話。彼のことは大好きだけれども、彼の家族・親類には我慢ができないらしい。まず、人種差別以外の何者でもないのだが、東欧出身ということで影に日向に馬鹿にする。自分がばりばりのダブリンアクセントで話していることとを棚に上げて、電話で彼女に英語力がないと罵る。


で、彼の家族がなぜか彼女の国、東欧の某国を訪問する機会があったらしい。で、その国の首都を見てひとこと


「この国には難民しかいないと思っていた。オペラハウスとかきれいじゃん」


彼女に代わって私は言いたい。アイルランドにはオペラハウス自体ないじゃないか。自称ナショナルコンサートホールは、どこかイナカの小学校の体育館状態だし。…おっと話がそれるとこだった。


でもって、去年のクリスマスに、彼の家族(男)からもらったクリスマスプレゼント。


そりゃあもう品のない下着


実物を見ていないので何ともいえないのだが、彼女の言葉を信じる限り、Pennies(安売り衣料品店)のバーゲンで買ったとしか思えない代物。ちなみに私、彼女を含め女性に下着を買ったことなどございません。「下着と生理用品買うのどっちが恥ずかしい?」という究極の2択、私ならたぶん下着の方が恥ずかしいですが、こんな私の感覚の方がおかしいのでしょうか。


で、この話にはしっかりオチがあって、その下着、東欧では標準体系と思われる彼女にはつける前からあからさまに大きすぎたらしい。


これは別の女性のお話。


やはり彼女もアイルランド人の彼を追ってアイルランドに来たクチの女性。その追っかけられた彼は私も知っているが、とても気さくで話しやすいいい人。が、彼の家族はDNAがどこで違うふうに配列されたのか、とんでもない人たちらしい。


ある日、彼の兄弟に当たるカップルが彼女にベビーシッターを頼んだらしい。で、彼女は親戚づきあいもあるので、断るに断れずアイリッシュのクソガキ2名を一晩面倒を見たんだと。ばか親はレストランだかナイトクラブだかに行ったらしい。


で、これに味を占めたこのばか親は、お礼もそこそこに、月に1-2度のペースで彼女に当たり前の顔をしてベビーシッターを要求してくるようになった。断るに断れない彼女はしぶしぶ承知。ところが、調子に乗ってきたクソガキは彼女を奴隷のように扱うようになったそうな。ここにもどこかしら人種差別のにおいがしますが。


で、この話はついには警察沙汰にまで発展するのですが、そこは本人の了解も得ていないことなのでカットいたしまして(日本語で書いてあるからばれっこないけどさ)。


まあ小倉智昭の番組を見ずとも、日本にも嫁姑の問題などあります。そう考えると、家族との軋轢は古今東西未来永劫と言えてしまうわけですが、それを引き算にいれても、アイルランド人との家族づきあいには難しいところがあるようです。


というわけで、この傾向と対策をもっと追求したいので、投稿募集。特に、アイルランド人の彼(女)、ダンナ(ニョーボ)をおもちの方は投稿者の秘密は厳守しますので思いっきり相手の家族とのつきあいについて愚痴ってみてください。あ、「失礼な!うちはうまくいってるけんね!」という反論も歓迎。さらに範囲を広げて、アイルランド人以外でも「ガイジン」の彼(女)、ダンナ(ニョーボ)をおもちの方からのご意見も歓迎。


ちなみに、私の場合、現状Mausiのご両親とはすこぶるうまくいっています。言葉の壁がうまく作用して、お互いに距離を持ったつきあいをしているからかもしれませんが。ついでに私って鈍感だしなあ(←自分で言ってて情けないが)。


企画倒れにならないように、皆様のご意見をお待ち致しております。




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