なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2002年03月20日(水) |
アホアイリッシュの小話3つ |
確かに前の会社でサボり癖がついてしまったという事実は否定しませんが、それを引き算に入れても、今の会社は本気で忙しいです。日ごろから忙しいのに、今週の月曜日は祭日。アイルランドがPaddy’s Dayだと浮かれているうちにも世間は確実に動いており、3連休ボケの私たちを休みボケから引き戻すのに十分すぎる量の仕事が私たちを待ち受けていたのです。
基本的に私の一日は、午前中はトレーニング。私のほか新人7人と一緒に仕事に必要な知識の講義を受けて、午後はOJT(On Job Training=まあ、実習生といったところか)。本来なら先輩社員から手取り足取り仕事を教わるはずだが、とにかく忙しいので「これやっといて!」言われ、訳の分からずやっているというのが実状。
まあ、そんな訳で、午後5時の終業時間になると身も心もくたくた。なのに、バス来ない…。くされAlan Martin Coach社は(あーあーあー、名前晒しちゃったよ)最近遅れてばかり。今日も人がドイツ語のコースがある日を狙ったかのように25分も遅れる。で、遅れただけならともかく、一番前の席に座った私に
「どの道を行けばいいのかねえ」
と聞くのは止めてくれ。このAMC社にはある意味敬意を表する。どうやったら毎回道を知らない別の運転手を連れてくることが出来るんだ?本当にアホアイリッシュの会社だと思う。
あ、アホアイリッシュと言えば。先週末、地元のパブに飲みに行ったんだけど、その時カウンターで隣に座っていたいかにも地元のお姉ちゃん二人に私は何を血迷ったのか話しかけた。
おねえさん:"Where do you come from? Are you Chinese?" 私:"No, I come from Tokyo" (←ホントはQ州だけど、説明するのがめんどい) おねえさん:"Ah, Tokyo. Capital of China"
…おねえさんの頭にビールをぶっかけなかった私は忍耐強かったと言っていいだろう。
で、この話をベルリン出身のうちの住人の女の子にしたら、こんな話をしてくれた。
彼女、両親に小包を出すために郵便局に行ったんだそうな。で、宛先を
Herr Martin von Kassel 15 Bahnof Str 51624 Berlin
(注:言うまでもなく架空の住所と名前)と書いて窓口に持っていったら窓口のおねえさんは「ちょっと待ってね」と言って、窓口の隣のおじさんに小声で
おねえさん:「ねえ、ベルリンってどこ?」
と、真顔で聞いたらしい。そのドイツ人の彼女は、「ヨーロッパ史を少しでも習ったら、ベルリンを知らないなんてことはあり得ない」と怒っていた。そりゃそうだわな。
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