なべて世はこともなし
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2001年12月09日(日) 日曜日の溢れる人ごみの中で考えた。アイルランドは本当に先進国なんだろうか?

アイルランドって果たして先進国なんでしょうか。


日曜日にずっと待ちをさまよっていて、ホントに疑問に思いました。「今日こそはクリスマスプレゼントを買うぞ」と、財布の中に50ポンド札を忍ばせ、無論それだけじゃ足りないから、クレジットカードにデビットカードのフルメンバーを財布の中に入れ、財布の口をいつもより100分の一くらいに緩くして向かった町。


…なのに、気がつけば、買ったのはTescoで、食器洗い機用の洗剤とちょっとした食料品だけ。


だいたい購入意欲をそそられる店やモノが全くないのだ。O'connell StreetのClery's、 Abbey StreetのArnots、Javis Shopping centreのDebenhams、考えてみたらGrafton StreetのBrown Thomas以外のすべてのデパートに行ったのに、なのに、「これ」というものに出会えない。これいいなと思うものが全くない。これでアイルランドを先進国だという人の方がどうかしている。


で、世間様は一体何をかっているのだろうかと思い、日曜日だというのにどこから湧いてきたのだかというアイルランド人の皆様を少し観察してみた。すると、持っている買い物袋は


Pennys (イギリスでいうとこのPrimark)
Roches Store
Tesco
Argos
Dunnes Store
Pounds City(日本で言うとこの100円ショップ)



…おいおい、何のことはない、安売り店の袋ばかりじゃないか。あんたら一体クリスマスプレゼントには何を買うの?道行く人を観察したおかげで、ますます訳が分からなくなった。


それにしても、みんな頭が悪いというか、どうしようもないシステムというか…。いま、町は土日を中心に年で一番繁盛をしている。どの店を覗いてもレジの前には行列ができ、町行く人は両手に買い物袋を抱えている。だけど、値段としては全然安くないのよ。普段通り「当店平常価格」で売り、それで物が売れていくこの怪。


で、みんな知っている。クリスマスの後には、年最大のセールがあることを。ほとんどすべての商品が2割3割引、下手をすると半額かそれ以下になることも。なのに、みんな「クリスマスプレゼントを買う」と言って、安くもない値段でレジの長蛇の列に耐え、抱えきれない買い物袋と作りすぎた子供を抱えて町を歩いている。


私はここで、「イエスキリストは実は1/10に生まれた説」


というのを立ち上げたい。ホントのクリスマスは1/10なのだ。だから、12/25以降のセールで安くなった商品をクリスマスプレゼントにすればいい。おなじ100ポンド使うなら、130ポンドの価値がある物を買うのが賢い消費者というもの。


…なんて言いつつ、結局何かクリスマスまでに買わざるを得ないんだろうなあ。


なにか、クリスマスプレゼントにいいアイディアをお持ちの方は教えてください。




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