なべて世はこともなし
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2001年11月13日(火) 日本から帰ってきました。

日本から帰ってきてしまいました。成田から12時間かけてフランクフルトに着いた時には、「ああ、ヨーロッパに戻ってきたなあ」と思ったのですが、そこからロンドンヒースロー空港に着くと、なぜだかブルーになり、ダブリン空港に着くと、底なしにブルーになってしまいました。


なんで帰ってきちゃったんだろ。


日本。まあ、なんだかんだ言っても私の「祖国」です。帰って嬉しくないはずはない。で、今回はおいらの彼女Mausiと行ったので、そりゃもういろんな新発見がありました。逐一報告していくと、相当なレポートになってしまうので、まあ、ポイントポイントで書いていこうと思っています。


で、まず。


行く前からさんざん大騒ぎしていた、「ロンドンヒースローでの乗り継ぎ」ですが、ふたを開けてみると、免税店を冷やかす時間があるほどで、あまりにあっけなかったです。


で、フランクフルトから成田までは、アメリカでのテロの影響か、いつ乗ってもほぼ満席のフライトが、この日は半分から6割の搭乗率。中には、4人分の席を使って長くなっている人さえ居て、フライトは快適でした。


そんなこんなで、12時間のフライトもまあ苦にならず、翌月曜日の朝、予定よりも早く成田空港着。ここから(ビンボー人ですから)一番安い京成線の特急で都心へ。


Mausiの京成線の車窓からの初発の印象。


「東京って、ずいぶん緑豊かなのね」


…ここは千葉なんだってば。


で、その日、どこに行ったと思いますか。生まれて初めて日本にやってきた女の子を連れて行く東京のおすすめ場所。皆さんならどこに案内しますか?新宿?渋谷?それとも銀座?私の場合は…


上野


でした。


個人的に、上野、好きなんですよね。あのごみごみとした感じがいい。しかも、いろんなもんが安いと来た。で、彼女には迷惑な話ながら、傷だらけでどうしようもなくなっていたメガネを取り替えようと、アメ横にある行き付けのメガネ屋に行ったのだが…


撤退


…してた。代わりに新しいメガネ屋ができていたのだが、まあ、安いこと、安いこと。


店内全品メガネ一式
5000円
7000円
8000円均一。



という分かりやすさ。私は、5000円で新しいメガネを作りました。(薄型レンズにしたので2000円超過料金取られましたが)


で、そこから精力的に観光を始め…たかったのですが、時差ボケで(天然ボケとは関係ありません)Mausiが見事にダウン。


…うーん、あまりおもしろくないですな。でも、実は、この後に大ネタがあるのです。それはまた後日と言うことで。


で、昨日ぶったまげたニュースと言えばおそらく「アメリカでの航空機の墜落事故」と答える人が多いはず。でも、おいらはちょっとだけ違った視点を持っていたのでした。


9/18にこの日記で紹介したぶっ飛んだ記事、とりあえずそれを再掲します。


(以下、引用)

若い女性のセックスを5年間禁止 スワジランド

 南部アフリカの王国スワジランドからの報道によると、同国政府はエイズ対策のため、若い女性のセックスを5年間、禁止すると発表した。男性と握手することも禁止し、禁を破った男性には牛1頭分の罰金が科せられるという。 AFP通信によると、ムスワティ国王の33歳の誕生日に合わせて発表された。どの年齢層が対象なのかは明らかではないものの、性体験のない女性は青と黄色のふさを、19歳以上は赤と黒のふさを身につけることも求められている。同通信によると、この措置が発表された場では抗議の怒号が上がったという。



(引用ここまで。出展:asahi.com 9月19日 国際。文中の色は作者が付した)


んで、この話の続報が載ったんですね。昨日(11/12)のアサヒ・コムの記事です。


(以下、引用)


「5年間セックス禁止」自ら背いた王に罰 スワジランド


 南部アフリカの王国スワジランドで、ムスワティ国王が、自ら提唱した「純潔を守る誓い」に背いた罰として牛1頭を11日、抗議に来た若い女性たちに納めた。AFP通信などが伝えた。 国王は、エイズ対策として9月、10代後半の女性に純潔を守るふさを身につけ、5年間セックスをしないよう呼びかけた。その後、自ら17歳の女性と婚約したことが発覚した。国王には、すでに7人の妻と1人の婚約者がいる。 これを知った若い女性約300人が王宮に詰めかけ、純潔のふさを脱ぎ捨てて抗議した。国王は自らの非を認め、牛を差し出したという。牛は女性たちの村でバーベキューになった。



(引用ここまで。出展:asahi.com 11月12日 国際。文中の色は作者が付した)


この記事から、いろいろなことが読み取れます。まず、


(1)スワジランドは一夫多妻制を取っている。
(2)日本で王宮(皇居か)に行こうとしてもまず行けないが、この国では、王宮まで押しかけることができる。しかも、国王に会える。
(3)国王が牛を差し出したところを見ると、この王宮では牛を飼っているらしい。
(4)女性たちは牛をバーベキューにした。


以前にも書いた通り、おそらくエイズは深刻な問題なのは分かります。でも、その事実をあえて無視すると、スワジランドってすごくのどかな国な気がしませんか。


で、揚げ足取りなんですが、この記事では、国王が17歳の女性と婚約したとされていますが、別に「婚約」イコール「セックス」になるかどうかには非常に疑問が残るのですが。私が国王なら


「確かに私は婚約をした。しかし、性行為はしていない」


なんて、真顔で主張しますけどね。…もっとも、これをしないからこそ、この国王は人心を掌握しているのではないか…という気もしますが。




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