なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年10月27日(土) |
アイルランド人のパブでの行動パターンにおける一考察。 |
昨日の日記の続き…木曜日の夜のお話です。
なんだかんだで、The Bankersというパブに着いたおいらたち。
アイルランド人のパブでの行動パターンその1。パブに定刻通り来ることはない。
と言うわけで、午後6時に集合のはずが、おいらたち3人以外に最初にやってきたのは6時30分。無論、「遅れた」とか言う感覚はありません。
アイルランド人のパブでの行動パターンその2。酒は順番に買う。
アイルランドのパブと日本のパブの最大の違いは、日本のパブ(居酒屋)が、「飲む」ことと同じくらい「食べる」ことに重点を置いているのに対し、アイルランドのパブはひたすらに「飲む」。確かに、食べることもできるけど、圧倒的に飲んでいるだけの人の方が多い。
となると、あまりお金がかからない様に思えるが、そうは行かない。1パイントの酒が飲み干されるたびに、
"It's my round!"
と、みんなに酒を買う羽目になる。で、おいらは生まれも育ちも日本人。アイルランド人のように酒漬けの人生を送っていないので、彼らのような速いペースで飲むことはできない。だけど、おいらの順番は確実に回ってくるから、気がつけば、いつも損をしている。そう、自分が飲んだ額以上のお金が財布から消えるのだ。ついでに言うと、やはり女の子には自分の番は回ってこないので、男が出すことになる。
午後8時になった時点で、O'neilsというパブ(ホムペの表紙の左上の写真のパブ)へ移動。移動した時点で遅れて参加してきた人を入れて8人になっている。
で、パブに着くなり、
"8 pints of Carlsburg, please!"
金がいくらあっても足りない(てゆーか、お前らアイルランド人が7人にてどうして誰もギネスを飲まないんだ?しかもお前らのうち数人は昔ギネスで働いていたんだろ?)
アイルランド人のパブでの行動パターンその3。アイルランドのパブのテーブルでのネタはくだらないことが多い。
これは、ずっと昔の日記にも書いた通り。だいたい、下ネタ系の冗談とか、男と女の話とか、まあ、ろくなもんがない。で、さっき知り合ったばかりの男ふたりが、
「女をイカせるためには、サイズかテクニックか」
などということを真剣に討論している.(横に女の子が座っているんだから女の子に聞けばいいだろうとか思ったが)。酒が入っているので、議論にも熱が入る。
で、この日の「下ネタジョークオブザディ」を発表します。ええと、このジョークを理解するためには、「ダブリン北部は南部に比べて下町っぽい。ゆえに北に住む人(Northsider)をバカにするジョークがたくさんある。
Q:"What the difinision of confusion?" A:"Father's day in Northside"
分からない方…忘れてください。大したもんじゃありません。
アイルランド人のパブでの行動パターンその4。そりゃもう方言炸裂。
で、だんだん場が盛り上がって、テンションも上がってくるに連れて、わからなくなる言葉。おいらの同僚のとある男は、ダブリン北部でも特にアクの強い地区出身の男。はっきり書くと、何を言っているのか良くわからないのだ。ダブリンに住んで早3年になるけれど、未だに強いダブリンアクセントは注意深く聞かないと分からないし、どんなに注意深く聞いても分からないこともある。
アイルランド人のパブでの行動パターンその5。いつまでも飲むぞ。夜は長い。
アイルランドのパブ。基本的に11時だかにラストオーダーとなる…はずなのだが、最近はlate night pubだとかで、深夜2時まで開いているところも多くなった。翌朝7時出勤のおいらは11時過ぎにおいとましましたが、一部の人間はパブが閉まるまで居たそうな。おいらですら5時間以上居たのに、午前2時までとなると、8時間。1日のうちの1/3をパブで過ごした計算になる。
翌朝、目をウサギさんのように真っ赤にした同僚がやってきた。…あまり多くは聞くまい。
ま、アイルランドのパブってこんな感じです。書いてるだけで疲れました。
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