なべて世はこともなし
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2001年10月15日(月) 大丈夫って何をもって言うねん。調子のいいアイルランド人の信用できない大丈夫

アイルランド人の言う「大丈夫」ほど大丈夫ではないものはない


…これ、アイルランドに3年住むおいらが自信を持って言う「アイルランドの法則」のひとつ。今日、アイルランド人から2回も「大丈夫」と言われてしまった。大丈夫といわれれば言われるほど心配になるこの皮肉。


まず、大丈夫その1.
USITの担当者に電話をかけた。


電話の向こうのおねえさん:「航空会社に電話をかけて、確認しました。乗り換え時間70分しかないけど大丈夫です。万が一乗り遅れても次の便がありますから大丈夫です」

だいたい、おいらが航空券を買った時点と現在では時刻がこんなに違うんです。


↓おいらが買った時にもらった旅程表

_______
0630___0750_____0905__1140___________1330___0840+
ダブリン(発)→(着)ロンドン(発)→(着)フランクフルト(発)→(着)東京
_______0630___0800_____0910__1145___________1320___0830+

↑今現在、ネットで確認した旅程表


(ヒマな方も、その飛行機に乗るか詮索しないように…ってもうまるバレか)


ほぼすべての時刻が微妙にズレていることがお分かりいただけるかと。どうしてこんなことになるんだ?


で、こんなメールまで頂いたりなんかして…。


結論から言うと、チケット変えてもらった方がいいですよ!!!
朝一番のフライト(これはきっとBDですよね!?)は、曜日にも寄りますが、LHR上空混雑のため、ほとんど毎日、必ずと言ってもいいほど管制からの規制が入ります。
まず100%地上で遅れ、LHR上空でホールドする確率も80%。
荷物のスルーチェックインも出来なくなっているので、荷物をピックアップしてから、Terminal2への移動はかなり厳しいと思われます。
赤の他人、見ず知らずの人間の余計なお世話かとも思いましたが、彼女と会えなくなったら大変!!
旅行会社の責任で、チケット変えてもらえるよう、交渉してみたらどうでしょう
EIの朝一番のFRA行きとかに・・・。



まさにおっしゃる通りと思います。ただし、荷物はスルーで行くらしいので大丈夫だと思うのですが…。


ええい、ままよ!とそのままにしてしまうのでした。ま、なんとかなるさ。


そして、大丈夫その2。


Laserカードの有効期限が今月末で切れる。…てなわけで、銀行に電話した。たらいまわしされた挙げ句…


相手のおねえさん:「大丈夫。もうすぐ『カード更新のお知らせ』が届くから、それを銀行に持ってきてくれればすぐに手続きできるから大丈夫


おいら:「今月末からホリデーに出るんですけど本当に大丈夫ですかね」


おねえさん:「大丈夫大丈夫。心配ない」



…そうですか。そうですか。まあ、あんたの大丈夫に何回騙されたか数え切れませんが、まだ日もあることですし、この際、この大丈夫を信じてみることにしましょ。でもさあ、日本でクレジットカード持ってた時、有効期限が切れる前の月には、新しいカード郵送してくれてたけどねえ。ま、日本と同じだけのサービスを求めるおいらが根本的にアホタレだという説はごもっともですが。


日本と同じサービスはどだい無理…と書いて思い出したこと。おとといUSITに行ったついでにJavis' CentreのTesco(イギリスの大手スーパー)で買物をして帰ったんです。で、ペプシコーラのペットボトルのラベルを持っていくと20p引きという割引サービスがあったので、その「20pオフ」と書かれたラベルをレジで出したんです。そこで、頭の悪そうなおねえさんに言われた言葉。


「これなに?」


…これなに?ってあんた、20pオフと明確に書いているでしょうか。でかでかと。


"Are you blind or what?"


と喉の先まででかかりましたが、言いませんでした。これくらいのことで怒ってたらそのうち血管が切れてぶっ倒れそうですからね。


で、気がついたのですが、Tescoで買物をする場合、City Centreよりも近所のショッピングセンターでする方がはるかに店員の質がいいです。多分、地方都市に行くとさらにいいのではないかと思います。地方都市に最近行かれたとある方からこんなメールを頂いております。この方、ダブリンに数ヶ月在住され、訳ありで西の方の地方都市へいかれたそうな。


この前改めてダブリン以外の人の人良さに感動!
行き先が不確かなのでちかくにいたおばさんとその娘に尋ねたのよ。そしたら教えてくれて。そのあと私小銭持っていなかったから、バスのシャノンまでの料金とお札が使えるかという事を聞いたの。そしたらね、3.70ポンドだそうだ。

私2ポンドしかなかったので駅に行って両替してくると言ったら
「私小銭たくさん持っているからあげるわよ!」って。 はい??
じゃあ、あるだけのお金と両替しましょうと言ったけど、いいのいいの。たくさんあるから。
万が一のために3ポンド。 といって3ポンドくれたの。

なんていい人なの!!!! そのあと私ある場所で降りなければならなくて
彼女が私にかわってバスの運転手に説明してくれたの。
彼女達は私より先に降りたんだけどバス降りてからも手を振っていたの。
田舎の人は本当にいいよね。



…アイルランドも田舎に行くと、こんな古きよき時代のままでいるんですね。こういうメールを頂くと、アイルランドも決して捨てたもんじゃないと思います。…ダブリンはもうだめだけど。




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