なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年09月28日(金) |
おいらがカード破産をするのを虎視耽々と待つアイルランドの銀行 |
散髪の予約が4時30分にあるので、今日は終業時間(3時30分)ダッシュをしなくてはなりません。で、今、午後3時10分。さあ、時間と戦いながら更新です(仕事はどうなったのだろうかとはつっこまないように)
今日の最高にして最大のニュースは、給料日。「嬉しい嬉しい何か買おうかな」となってしかるべきですが、毎度のことながらそうはならない。また、給料は完全に右から左です。私を苦しめるもの、それは…クレジットカード。
こちらのクレジットカードは日本のそれと若干システムが違います。日本のそれは、店頭で支払いの時に、「一回払い」だの「リボ払い」だのを指定しますが、こちらでは(少なくともおいらの持っているカードは)カードの申し込み時に決めた割合の金額を最低限支払っていくという方式です。
例えば、カード申込時に、「毎月残高の5%を最低支払う」として、10万円の買物をすると、翌日の支払い日には5000円を払えばよいわけです。もちろん残りの95000円に関しては記憶が正しければ年利20%近くの金利を取られます。で、最低の支払いのパーセンテージは5%から100%の間で自由に設定することができます。
おいらのこの最低の支払いのパーセンテージは100%に設定されています。つまり、今月買った金額はは来月耳を揃えて払うというわけ。日本人的な感覚からすれば別に珍しくもないまっとうな考え方だと思うのですが、なぜかこちらの人間はそうは考えません。おいらの友人なんか、
「100%翌月に払う?お前、何のためにクレジットカード持っているんだよ?」
と言う始末。そう、おいらとこちらの多くの人とにはクレジットカードに対する感覚に決定的な違いがあるのです。
「クレジットカードは現金を持ち歩く手間から開放されるだけのためで、決して借金をするための道具ではない」
というのが、おいらが勝手に決めたセオリーなのです。
で、その勝手に決めたセオリーに毎月苦しめられているというのが実状です。今月も、日本行きのチケットの支払いが来たり、ベルギーで使った分がたたったりして、家賃を払ってこのクレジットー過度の残高を払った瞬間に、おいらの給料はほぼ吹っ飛びます。来月苦しくなることは目に見えてますが、借金地獄にはまるよりはいいと思って諦めます。
で、唯一の救いは、おいらのクレジットカードの限度額が、おいらの月給よりやや低めに設定されていること。つまり、どんなに最悪の事態になったとしても、給料をすべて差し出せば、クレジットカードの支払いはできるわけです。それで安心していたら、突然銀行から手紙が数日前に来たのです。
「Snigel様は当行にとって価値ある優良顧客ですので(そりゃそうだろう。支払遅れたことないもん)、クレジットカードの限度額を現在の倍とさせていただきます。より優雅なお買物をお楽しみください。」
どうもおいらの銀行はおいらにカード破産をさせたくてたまらないようです。
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