なべて世はこともなし
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2001年08月09日(木) ダブリンに戻るなりのタクシー運転手の凶器攻撃について

…ようやく戻って参りました。ホームページを乗っ取られてしまう前に日記の更新です。

…実は今、かなりイライラモードなのです。休みボケといわれればそれまでですが、それ以上のものを感じます。

まず。楽しい楽しい(詳細は何とか近日中にアップデートしたいのですが…あまり期待しないで気長に待っててください)ドイツから帰ってきたおいら。アイルランドに帰国するなりいきなり空港でイヤな目に遭った。

アイルランドに帰ってくると、やはりといえばやはり雨。しかも肌寒いと来たので、おいらは迷いながらもタクシーで帰ることを決意。タクシー乗り場の前には50メートルくらいのかなり長い列ができている。ま、これ自体は珍しいことじゃない。いつもはその列は割に早く流れるのだ。…いつもは。

なのに。この日に限ってタクシー来ない。









待つこと20分。ようやくおいらの順番が来たかと思えば、ありがちなことにタクシーは10台くらいまとめてきやがった。で、おいら、後ろの方のタクシーまで歩いて行き始め、そのタクシーまであと数メートルというところで、なんと、そのタクシー、おいらの前を通りすぎて、次の客を拾いやがった!

で、おいら、次のタクシーに乗る。この時点でイライラし始めてる。そりゃそうだわな。その前のタクシーの運転手が、おいらを見落としたとは思えない。敵はプロなのだ。

で、次のタクシーの乗ったおいら。おいらはおいらの家の住所を告げる。ちなみにおいらの家は、空港とシティセンターの中間。割に近距離になる(だから乗るんだけど)。で、このタクシーの運転手、なんて言ったと思います?


ちっ。


そう。「ちっ」ですよ。「ちっ」


それが客に言う言葉か!


しかも、この運転手、わざわざ、遠回りするのだ。高速を途中で降りて、一般道をわざわざ遠回り。で、おいらがそのことを言うと、

運転手:「今日はすごい雨で、道が混んでるからね。この道ならずっとバスレーンがあるから早い。」

その時はさもありなんと思ったが、よくよく考えると何かが間違っている。だいたいバスレーンのほとんどは午後7時までやんか!

そんな訳で、タクシーに理由なき乗車拒否をされさらにたった1ポンド程度ながらボラれたおいら。後になってだんだん腹が立ってきた。


で、今日。

会社に来てまずIKEA(今度詳しく書くね)で買ってきた新しいマグを持ってキッチンへ。とりあえず、お茶というわけ。で、キッチンのドアを開けるとそこにはA4の紙いっぱいに


Do not touch milk that not belongs to you


…と書いてある。キッチンには冷蔵庫があり、社員は自由に使っていいので、個人の牛乳やお弁当が入れてある(一部腐っていると思われるが怖いので触らない)。で、その牛乳を拝借するやつがいるらしい。特に紅茶に滴らすくらいのことは結構みんなしてると思う。

でもねえ、おいら、この紙を見た瞬間、すごく悲しくなったのよ。そりゃ、人の牛乳を取るというのはセコい。だけど、そんなくだらないことをわざわざ、ワードを使って文字サイズ72でかいて、しかも、強力セロテープで剥がれないように4辺(4隅じゃないよ、4辺)をきれいに囲って貼ることないじゃないか。

…迷わずべりっとはがして、ごみ箱にくしゃくしゃぽいしました(おいらもやることが単刀直入だな)

で、そのあとは、アホスーパーバイザーの隣りの机で、十年一日のごとき進歩のないくだらない仕事を見ただけで、

「何でおいらは帰ってきたんだ」

…という思いがふつふつと湧いてきました。

現実は厳しいのねん。




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