なべて世はこともなし
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2001年07月23日(月) アホばかりではないぞ!アイリッシュ

昨日の夜、うちの同居人のひとり、ひでかす(仮名)と一緒に冷蔵庫の中の残り物を駆使してカレーを作った。ルーは、以前に仕入れてきたインドネシアかタイかどこかの本格的なもの。カップヌードルくらいの入れ物を開けると中には、ミソと見まがうようなペースト状のルーが真空パックに入っていた。

で、適当な野菜を適当に煮てルーを入れて味見をしてみた。


辛い (T_T)


辛い、なんてもんじゃない、辛い辛い辛い(別の表現はないんだろうか)。で、おいら、辛いものがすごく苦手なのだ。一度、KilkennyのインディアンレストランでMidium Hotのカレーを食べて死にそうになったことがある。「中辛」のはずだったのだが…。(書いてないけど、「アイルランド南部引き回しツアー」でのひとこま)あとは、Stockholmのインディアンレストランでも火を吐きそうになったことがある。で、おいら辛いと、かまずに飲み込む、つまり、流し込んでしまうんですね。で、今日になってちょっとおなかが痛い。どうか皆さん、おいらに辛いものは与えないで下さい。

今朝は久しぶりに(ドイツ語コースが終わったので)自転車通勤!…ということで、数週間庭にほっぽりだしてあったチャリンコにのろうとすると…


パンクしとる…(T_T)


仕方ないので、携帯用のポンプで空気を入れて、さらに念を入れてそのポンプをかばんに押し込んで、出発…したのはいいが、パンクは結構ひどいらしく、数百メートル走った段階で空気が抜けてしまった。仕方がないから、もう一回入れ直したが、やはりだめ。道中にチャリンコを捨ててきました。帰りまでそこにあればいいが…

そんな話はまさにどうでもいい話でして。昨日予告してあった、「アイルランド人はそんなにバカじゃないんだよ」というお話、始めさせていただきます。

先週は金曜日の話。ドイツ語コースの打ち上げも兼ねて、クラスメート10人ほどで夜出掛けました。おいらがたまに行くDame CourtのStag’s Headの地下で飲み始めました。

で、クラスでは話さないようなことまでいろいろ話したのですが、なかなか面白いやつが多かった。やはり、(前にも書いた気がするが)ドイツ語を金を出して勉強しようとかいう連中は、知的レベルにおいても、人間性においても厚みがあって面白い。

意外な事実として浮き上がってきたことは、、クラスの15人中ほぼ半分にあたる7人が、ドイツ・オーストリア・スイスのドイツ語圏の人間を彼(女)に持っている。やはりそうでもなきゃドイツ語を勉強しようという気にならないのかな。で、クラスの中で、「もしかしてゲイかなー」と思っていた22才の兄ちゃんは…やはりゲイだった。何でもオーストリアにがいるんだそうな。おいら、自分はゲイじゃないが、ゲイに対する偏見はまったくない。むしろよく言われるように、「いい人」が多いよね。彼も話してみると面白い。

で、そうかと思えば、大金持ちの娘も発見。…といっても、ブランド物に身を包んでいるわけでなく、見かけは(アイルランド人らしくなく)落ち着いた感じ。が、お父さんは、某企業のお偉方らしく、ダブリン−サンフランシスコ間を最低月二回、ヴァージンのファーストクラスで旅行するそうな。ああ、世の中にはあの「ファーストクラス」を日常で体験する人がいるのねん(無論ひがみ)。

他にはシティセンターから25キロも離れたLucanからドイツ語を学ぶために通学していたおねえさん。大学院で19−20世紀のアイルランドの歴史を学んでいるそうな。しまった、もう少し歴史に詳しかったらいろんな質問ができたのに。

話す内容も、やはりおっつけ面白くなる。比較文化論とか、ついでに小泉改革に至るまで(何でそんなことまで知ってるんだろうねえ。この人たちは)とっても退屈しない数時間だった。

そう、アイルランド人のひとりのアホの後ろには、こういう目立たない知性溢れる人がいるのだね。ただ、残念なことには、そういう知性溢れる人は昼間の星のごとく、アホなアイルランド人の後ろに隠れてしまうのでした。

…あれ?オチがないなー。ま、そんな日もある…ということで。

PS 「アイルランド人は裸で寝るのか?」に異論反論来てます。

「私の知る限りアイルランド人でもちゃんと服来て寝るよ」(とある方の意見)
そして、日記のネタになった本人からは「だって、本当にベッドが汚れるもん!」というご意見を頂きました。具体的にどう汚れるかについてもご指摘を頂きましたが、それはとてもここには書けません…。

皆様の異論・反論募集中です。




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