なべて世はこともなし
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2001年07月11日(水) 実質減給にへこむ

…らしくないことこの上ないですが、「がくっ」とへこんでおります。

うちの会社では年に一回給料の見直しというものがあるんです。労働組合なんてないですから、雇用側が提示した額を「ははー」っと謹んで受けるのが、我々リーマンの本分です。んで、今日、スーパーバイザーと面談の上、提示された給料を「ははー」っと受け入れました。

記憶力のいい読者様はご記憶かも知れませんですが、5/14の日記でサマーパーティーに出てきた安物のシャンペンにこの会社の将来を憂いたのが2ヵ月前の話。最近のイーコマース(電子商取引)をめぐる状況と言うのはなかなか厳しく、ま、あんまり期待しちゃあいけないかと思ってた。

が、おいらがこの会社に勤め始めたのは99年の6月。当然、2000年の7月に1度目の昇給があった。考えてみればあの頃はネットバブルがはじける前。昇給の率は13パーセント。しかも、夜勤で25パーセントのプレミアムなんぞついてたから、まあ、他のアイルランド人と比べても決して悪くない給料を得ていたのだ。

が、21世紀に入り、何だか会社は拡大しながらも、昔のような景気のいい話を聞かない。で、5月末日をもって、夜勤は終了。25パーセントのプレミアを失う。が、今月に昇給があるからと、一縷の望みを繋いでいたんですが…。

昇給率4パーセント。

「4パーセントも上がればいいじゃない!」などと言わないように。この恐るべきアイルランドバブル経済、「ダブリン家がない!」のコーナーでも詳述の通り、スーパーバブル、ハイパーどインフレの真っ只中なのだ。地価まで入れたインフレ率は、一説によると10パーセント以上なんだそうな。つまりは、インフレまで加味するとおいらの給料は6パーセントの減給ということになるわけねん。で、何度も書くけど25パーセントの夜勤のプレミアムもないから…。実質30パーセント以上の減給になってしまったわけです。

それからもう一つ。おいらの給料は日本人の同い年の同じような仕事をしている人間に比べておよそ半分か下手をするとそれ以下。こればっかりは仕方ないですがね。

すいません、愚痴ってる間に時間が来ちゃいました。あしたは何か楽しいことを書きたいと思ってます。たまにはおいらでもへこんでいる時があると言うことでご理解くださいませ。




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