なべて世はこともなし
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|アイルランド真実紀行へ
2001年06月21日(木) |
おいらの留学体験記(その1) |
最近、メールおよび掲示板で、アイルランドへの留学についての質問をよく受けます。留学に関しては、ひとつのコーナーを立ち上げたいと思っているのですが、その前にプレビューとしてなぜおいらが、アイルランドを選んだかについて書いてみたいと思います。
おいらが留学したいなと思ったのは、94年、大学2年の時でした。確かに海外に対しての憧れというのはコドモの頃からあったのですが、それは、「大きくなったらパイロットになりたい」のような単なる憧憬に過ぎなかったのです。
その憧憬が突如現実味を持ったものとして捕らえられるようになったきっかけは、当時、すごく仲の良かった大学の友人が、大学2年の時突如1年間休学をして、アメリカはサンディエゴに留学してしまったのです。その彼の姿を見て、すごくかっこいいなと思ったのです。
で、一年間の留学を終え帰って来た彼は、いい意味で違う男になっていました。手垢のついた言葉を使えば、「一皮むけた」ようでした。そして、彼の話一つ一つがすばらしく、おいらの留学への夢を掻き立てたのです。
この話の流れからすれば、アメリカに留学しそうなものですが、当時アメリカには「銃社会」とか「暴力」とかそんなイメージを強く持っていて、アメリカにはどうも憧れを持つことができなかったのです。
そんな折り、彼が新宿の留学相談室のことを教えてくれ、そこに行ったのです。いろんな話を聞き、そして最後に、「もうすぐイギリス・アイルランド留学フェアー」があるよ、と教えられたのです。何でも、各語学学校の責任者や担当者から生で話を聞けるめったにないチャンスだとのこと。渡りに船とばかりにその留学フェアーに参加しました。
なぜ、アイルランドを選んだか、これだけでは説明にならないと思います。まあ、今にして考えれば、軽薄な理由なのですが、アイルランドの方が日本人が少なく、語学研修に集中できるだろうと思った点、それから、その筋の本に「アイルランドは物価が安い」と書いてあったから。
そして、もうひとつの直接の理由は、その留学フェアーで、すごく魅力的なダブリンの語学学校の責任者に出遭ったからなのです。190センチはあるだろう長身の彼の話を苦労しながら聞いていると、「ああ、明日にでもアイルランドに生きたい」という気持ちにさせるには十分でした。
で、それが、おいらが大学3年の時の春の話。それから季節は流れ、いよいよ本気で留学したいと思うようになりました。で、さっきの新宿の留学相談室に頼めば一切のことを代行してくれたのですが、代行料は何と10万円。そんな無駄金は払わんと、一切を自分ですることにしたのです。
これがいろんな問題の始まりになるのですが、この続きはまた今度。
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