なべて世はこともなし
日記アーカイブ(インデックス)へ|前日の日記はこちら|翌日の日記はこちら
|アイルランド真実紀行へ
あうううううう…頭が痛い…。(><)
別においらは偏頭痛持ちじゃありません。ただ単に飲み過ぎなのです。それでこうやって夜勤をしなくちゃいけない苦労。それにしてもなんでこんなことになったのだか。
そもそも、今日は日曜日。うちの父が「日曜日は寝て曜日」と口癖で言ってましたが、それに習い、今日はのんびりすごそうと思ってたのです。ところが、ふっと気がついた。「あ、お土産買わなきゃ」数日前の日記等にも書いた通り、おいら、水曜日からドイツを経由して日本に行きます。2週間のちょっと小忙しいスケジュール。で、日本に行くのにちょっと手ぶらじゃあ行けない。…というわけで、何もたいした物は見つからないことは百も承知で、おいらは街に買い物に行くことにしたんです。で、1人で行くのもなんだなあ、と思ってたら、うちの環境保護至上主義ドイツ人が、「んじゃあ私も行く」ということになり、二人で町に向かった。
アイルランドの基礎知識の一つとして、「アイルランドはカソリックの国である」という真実があります。この事実はいろんなことに響いてきます。日本同様、いろんな意味で社会は急速な勢いで変わりつつあるのですが、それでも日本の常識では測れないことがいくつかあります。
これはもう過去の話になってしまったのですが、アイルランドは70年代までなんと避妊具(ぶっちゃけて書くとコンドーム)の使用が認められていなかったのです。おいらキリスト教徒じゃないのでその教義も当然よくは知らないのですが、何だか、「子供は神様からの授かりものだから、その意思に反することはしてはいけない」とかなんとかいう教義があるらしい(しつこいけどおいらはキリスト教徒じゃないんだから話半分に聞いてね)。その流れは現代にも脈々と息づき、たとえば妊娠の中絶も認められていない。どうしても中絶が必要になった場合、プロテスタントの国であるイギリスへわざわざ行くという…。ちなみにたとえ強姦が原因で妊娠しても、その子供は中絶してはいけないというのが彼らの基本的な考えです。それが原因だかなんだか知りませんが、アイルランドではコンドームが高い!一つ1ポンド(140円)もするんです。これ以上続けると18禁の日記になるから以下自粛。
なんでこんなことを話し始めたかというと、このカソリックの教えのおかげで、たった数年前までアイルランドで日曜日に営業している店はまったくなかったのです。「日曜日は寝て曜日」というのは実はカソリックの教えでもあったわけで。てなわけで、未だに日曜日に町に行くと、半分くらいの店は閉まっています。
そんな中、なんとかお土産を買おうといざ出陣。しかしダブリン一の観光客のポイント、Temple BarのTemple Bar Music Centreの前を通りかかったのが運の尽き。そこから聞こえてきたのはトラディショナルアイリッシュミュージック。個人的にトラディショナルアイリッシュミュージックなぞに興味はないものの、同行のドイツ人が「入るだけ」というので入ってしまった。
「ちょっと見るだけ」
「座るだけ」
「ビール飲むだけ」
という訳で、いつのまにかそこに根が生えてしまった。小1時間後、ついに外に出たのだが、それを見計らったかのように、おいらの親友のイギリス人が、「今、町にいるんだけど会わない?」とケータイに電話してくる。彼に会うということは自動的にパブに行くということで今度はLower Abbey StreetのMadigansというパブへ直行。気がつけば6時。慌てて家に戻り、お昼寝。で、気がつけば、8時半。お弁当を作る予定だったのにもかかわらず、時間がなく断念。ひげも剃らずそのまま会社にやってきた次第。それにしても、頭が痛い。さっきからダイエットペプシを酔い覚ましに飲みつづけているんだけどねえ(関係ないけどおいらはペプシ派)。
何にせよ、地獄の夜勤も後3日でおしまい。その後はドイツと日本へ。金がないのを除けばわくわくしてます。が、今月末で切れるビザの更新まだしてないんですよねえ。…というか、更新された就労許可証がまだ来てないんですよ。もしかするとこの件で1本ネタがかける状況になるかもしれません。
あ!結局お土産買ってない。水曜日の朝まで夜勤でそのまま空港に直行しますので、ゆえにお土産はありません。ご期待をしていた方諦めてください。いったい何をやってるんだか。(>自分自身)
|