もう愛だとか 恋だとかむずかしく言わないで・・・...川崎 憂

 

 

「どぶろく祭り」のこと ズッコケ3人組の珍道中1 - 2006年10月14日(土)

Q:旅が計画通りすすみません、どうしてでしょう?
A:計画と呼べるような計画をたててないからでしょ!

Q:今回の旅行の計画は?
A:・どぶろく祭りにいく。
  ・高山で飛騨牛のステーキを食べる。


 それは計画ではなく、せいぜい「目的」

 まぁ、当日の集合時間と集合場所が決まったのが、前日の深夜・・・。
 と言うか、集合時間の5時間前だっていうんだから、この旅行が「計画通り」に進むと断言できる人がいるだろうか?

 いや(以下略)

 とりあえず、Yさんからの電話を受けてから4時間後。
 睡眠時間約2時間の状況で、僕は家を出発した。

 で、この旅日記の登場人物は3人。
(巫女スキー)Y
(旅先で名物を食べない人)かわさきゆう
(さすらいの吟遊詩人)T

 集合は午前6時過ぎの羽田空港。

 残念ながら、前日に出張先から帰れなくなってしまうとか、起きたら集合時間だったとか、横断歩道で足をくじいて歩けなくなっていたお年寄りを助けていて集合時間に間に合わなかった、などという心温まるエピソードもないまま3人とも無事集合。

 で、僕達が搭乗する飛行機がコレ。


ポケモンジェット・・・。

 インテリヤ○ザことYさんの権力をつかってANAのラウンジで搭乗直前までくつろいでいたズッコケ3人組。

 最初のベタなエピソード、搭乗直前にチケットを紛失したかも?
 という事態がTさんを襲う。
 探索の結果、無事チケットを見つけた僕たちは、富山空港へ。




 富山空港へ降り立った私たちは行動の足、レンタカーを借りる為空港出口のレンタカー受付口へ。

 計画はばっちりだよ、この日のためにYさんがあらかじめ車を予約をしていたのだ。
 意気揚々と「ト○タレンタカー」へむかったYさん。
 3分後、戻ってきた彼の第一声。

「かわさきさん、予約していたレンタカー会社どこでしたっけ?」

だった。

 どうやら、どこのレンタカーを予約をしたのか忘れてしまったらしい。
 困った、自分で予約をしたはずなのに。

 しかし、一度は予約の件を聞いていた私、自信を持って

「オ○ックスだろ」

と、まだ受付に社員の来ていない店の名前を告げていた。

正解は「日○レンタカー」だったんですけど・・・。

 まぁ、無事に借りられたんだからいいじゃない。

 レンタカーというアイテムを手に入れた3人組。
 Tさんは後部座席に、私は助手席に。
 そして、ドライバー席にはYさんが乗り込んだ。

 羽田を出るころには、曇っていた空も無事晴れわたり、僕たちの旅を祝福してくれているようだった。

 最初の目的地はどぶろく祭りが行われる白川郷。

 レンタカー屋を出発し、突き当りを右折。
 100メートルほど進んだところでYさんがつぶやいた。

「ところで白川郷ってどう行けばいいんですか?」

 羽田を出発して、およそ1時間30分後の出来事だった。

 「COOLになれ、Y!」

 と、声を出していたかどうかは本人の名誉の為に割愛。
 や、その時は私は私で懸案事項を抱えていた。
 レンタカーの車載ナビのリモコンが見当たらない。

 思い起こせば5分前。

 レンタカーの受付は空港で済ませてしまっていた3人組。
 レンタカーに乗り込むと、係員からの説明を何も聞くことなく出発したのだった。

 だから、コラム式の変速機、フット式のサイドブレーキ、車載ナビの使い方など、一切確認していなかったのだ。

 それでも、アレコレといじくるうちになんとか、ナビの目的地を白川郷にセットすることが出来た。
 北陸自動車道に乗ると、ひたすら目的地へ・・・。



 進む前に呉羽PAで遅めの朝食



 うわさのオムライス

 朝食後、なんの問題も起きぬまま高速ドライブが終了。
 無事に白川郷ICを下りることが出来た。

 ところで、今回おとずれる白川郷、ある方面の人には別名、雛見沢村として有名らしい。
(わざといらしい・・・)

 テレビ版「ひぐらしのなく頃に」は見ていたYさん。
 TV版と、目明し編途中まではプレイ済みのTさん。
 祭り囃子編を終了させ、一度は舞台探訪をしている私。

 あ、ちなみに私このたびの間、何度となく白川八幡神社のことを「古手神社」と言っていたのは内緒だ。

 と、いうことで白川郷ICから一番近い場所にあるモデルとなった地を訪れることに。
 道の駅白川郷に車を止め、まずは圭一ハウスへ。



 駐車場から見おろす形で写真を撮る3人。

 しかし、このとき僕たち3人は気付くべきだった、僕たちの車から少しはなれたところに止まっているあの車に・・・。


 迫りくる事態の深刻さに気付くこともなく僕たちは続いて宝物庫へ。




 無事写真を撮り終えた時、やっと僕たちは事態の深刻さに気がついた。

 いうなれば「ヒタヒタヒタ」「ピタッ」「ヒタ」
『足音がひとつ多い』といった感じ。


 駐車場へ向かおうと振り返った僕らの前に、サーバントを引き連れたマスターと撮影係がそこに居た。
 ヤバイ、目を合わせるな。俺の本能がそう告げる。
 この感じは、そう、以前この地を訪れた時に展望台付近ですれ違った3人組からも感じたあの匂いだ。
 巨大人形をもった大きなお友達と、プロ仕様のカメラを2台抱えたお連れさん。

 俺と同じ匂いがした(爆)


 目をあわせずすれ違うと、僕たちは小走りで道の駅へ戻った。
 そして駐車場の一角に、見慣れない車があった。
 というか、ある意味、ある時期ある場所では見慣れた車なのだが。
 夏と冬のお台場の駅前のロータリーや、秋葉原の路上などで見かけることのあるあの車が、ここにあった。

 イタ車が・・・。

 車には某PCゲームのキャラクターとおぼしきおねいさんーが描かれていた。
 ソフト名はあえてかけないが、まぁきっとさっきすれ違った人物の持ち物であることは間違いない。
 さて、彼らが戻る前出発だ。

 ということで、僕たちは再び車中の人となった。


 「どぶろく祭り」の話はどうなった?



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