2009年05月02日(土) |
'09島キャンプ4日目 |
朝早くケロが起きて、砂浜でビーチコーミング。ビーチグラスや貝殻を拾って歩くのに付き合う。その後でケロは「晴れたら砂のお城作るって約束したよね」と言い出して「知らん」と答えたら拗ねる。(正確には「寒くなかったら」と「家人が」約束したのだ。) それから家人とケロが砂のお城作りをはじめ、私がテントの中を片付けているとキャンプ場の管理人さんがやってきて使用料を支払い。車を脇に停めていたのでオートキャンプ扱いで1,500円+大人400円×2人分。(意外に高かったような…。ごにょごにょ。)そして予約のお客さまが現れて「1番(のサイト)にします」とおっしゃったので「じゃあすぐ畳みます!」「いえ、うちも前の場所を引き払ってからなので昼過ぎまで大丈夫ですよ。」と親切に仰ってくださったが、早々に撤収。
それから島をぐるっと回って二十四の瞳映画村を目指す。途中で川を覗いたがフグの大群が泳ぐのみ。(何故か脇のお墓にはやかんが装備されていたが、ひしゃくの代わりに使うんだろうか?)家人が「ダムを見にいくか」と言い出して吉田ダムというところを見学。噴き上げる水の力で1.4tの石が浮き上がってぐるぐる回るモニュメントがあったり、ケロと堤防の上を三人でかけっこしたりしていると向こう岸に階段で登る展望台らしきものがあり、三人で登った。ケロは「やっほー」と叫んでこだまが返るので大喜び。(キャンプ場で「大きな声出さないのよ」と言い聞かせていたので「大きな声出しちゃダメ?」と確認するところがいい子。) 思いつきで行ってみたがとてもいいところだった。車のナンバーから「軍隊で東京にいたことがある」と仰る男性二人連れとお話をさせて頂いたが、志願兵(15歳から)だったとしても80歳以上の筈。相模ナンバーだったが自走でいらしたのかしら、お元気だわー。
映画村の掘割には鯉ではなく鯛が泳いでいた。魚の餌もコマセのエビ。箸でやると鯛が集まる。ケロは折り紙で作ったカブトを貰って頭にかぶり、あちこち散策。買い物できる店が集まっていてそこで終わりかと思ったらちゃんと裏にセットだった建物もあった。そこで「たまごかけごはんしょうゆ」購入。しょうゆプリンも購入。 お休みどころでケロはアイス、私はオリーブアイス(オリーブ茶入りだそうだったがほとんど分からず)、家人はわらび餅を食べて、映画村を出た。ちなみに家人が「『にじゅうよんのひとみ』じゃなくて『にじゅうしのひとみ』だったよ」と言うまで私も知りませんでした。はははは。
行き道に通りかかって気になっていたタケサン醤油の工場で醤油作りについて見学し、しょうゆソフトクリームを食べた。ケロと家人は微妙だったみたいだが、私はアリだと思った!しょうゆ風味がちゃんと残っていて名物らしかった。佃煮ソフト(ハート型などの佃煮がトッピングされてるらしい)やオリーブの粒入りソフトは食べなかったけど、これで満足。
「さあ次はそうめんだ!」とそうめん屋さんを捜すが、製造直売はたくさんあるけど食べられる場所がなかなかみつからず、オリーブ公園の手前で「わが家」さんという場所をようやく見つけた。一杯550円。そうめんが、新鮮だから美味しいってことはありえないと思うんだけど、だしが美味しかったのか生姜が美味しかったのか、気候もよく外で食べたおそうめんはとても美味しかった。
それからオリーブ公園へ戻って色々試食。3千円以上するエクストラバージンは、パンにつけて食べてもフレッシュな風味があって「オリーブって果物だったんだ!」という新鮮な驚きを味わえた。(いや、買わなかったんだけどね…。)オリーブチョコレートとオリーブクッキーをお土産に購入。
家人の休みの残りも少ないし、帰路につくことにしてそこからフェリー乗り場を目指した。家人が「スカイラインでスカイラインを走ろう!」と行って小豆島スカイラインへ。山道で猿に遭遇。ケロは「森で動物見たい」と言っていたので大喜び。
最初は姫路に着くつもりだったが岡山行きの港の方が近かったので、そこから本州へ戻ることに。4:10発のフェリーの時間までしばらくあったので家人はできれば釣りがしたかったらしいが、職員さんに聞くと「フグはよう釣れるみたいですな」と仰る。(帰宅後にネットで調べてもどうやらフグだらけの島らしい。)時間があるのでしたら、すぐ近くに観音さまがあるのでそこへ行ってみてはと勧められて歩いて行ってみた。
小豆島八十八箇所の八十番、観音寺というお寺。お賽銭を差し上げてお線香をお供えしたところで、ケロが本堂も観るというので引き戸の奥へ入るとお接待でケロにかっぱえびせんを頂いた。そして「奥へどうぞ」と言われるがままに奥へ。 蝋燭を一人一本お願いしてお経を唱えながら上げて頂いてから、ご本尊についてのお話を伺って般若心経を上げて頂いた。私は「関東の方ではお寺さんに一声お願いしてタダってことはないんだけど、これは後から志が必要なのでは」と、どきどきばくばく。その後で「うどんのご接待がありますので本堂を出て右の建物へどうぞ」と言われて、お遍路の作法も分からないのでおたおたしつつ、ご接待は断っちゃいけなかったような記憶があったのでうどんをご馳走になってきた。さっぱりと美味しかった。帰宅後に調べてもよく分からなかったのだけど、本来のお遍路さんはお寺を回ってお札を納め、ご朱印を頂いて、般若心経を上げるらしい。そしてここのお寺ではご住職が一緒にお経を上げて下さるのだそう。(物知らずですみませんだわ。)ケロは帰りにお守りを買って、無病息災を祈る六瓢の根付がついてて大喜び。
心洗われてフェリー乗り場へ。トイレの明かりスイッチに「細めに切って節電」みたいな張り紙がしてあったけど、「細(こま)い」というのは標準語では使わないと思うのでローカルな当て字なんじゃなかろうか。
そこから岡山まで1時間。本州へ戻るとコンビニもたくさんあって、知ってるチェーン店の看板が沢山出てて、帰ってきた〜と実感。しばらく海沿いを走ってから高速へ。途中で耐えられなくなったら一度降りてキャンプもう一泊してもいいしと言いつつ、朝4時まで交代で運転し(私は少しだけど)帰宅。
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