昼休み、家人が健康診断のため近くにいたので一緒にランチ。スペイン料理の店へ行ってみた。量は少ないがおいしかったのでまた来よう。
図書館へ寄り、面白そうな本を漁ってきた。(ほとんど着物関係ばかり。)先日来、着物の古着について気になっていたので丁度いい「古着」という本をみつけて借りた。(朝岡康二著 法政大学出版局) 昔、古着屋さんがたくさんあったのは何故かとか、その流通についてとかを知りたいと思って借りたけど手拭いは文字通り「手を拭うもの」として遣り取りされていたのではなかった。(中略)むしろ、さまざまなモノになりうる「布」であることが、贈答の背景になっていたと思われる。(中略)手拭いの贈答が慣行化する前提として「布」の贈答慣行が広くあったことをうかがわせる。近世の記録には、お仕立て券付きのワイシャツのような、糸代つきの反物が贈答品としてたびたび登場するからである。(はじめにvii) などという前書きに、網野善彦の「『日本』とは何か」に出てきた貨幣の代わりの布の流通とか、わらしべ長者がお礼にもらった絹布とかを思い出したりすると本当に面白い。
また「化学製品としての繊維が大量に生産されるようになると手作りでは消費が追いつかなくなり、工場での衣類の大量生産が始まった」なんて話も興味深い。そうよね、天然製品である絹綿麻がそんなに大量に作れる訳ないもんね、と、分かっていた気がするけど改めて思う。最後のほうには古着のグローバル化の話もあるらしいから続きが楽しみ。
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