2005年09月30日(金) |
突然、花が咲き乱れたチリの砂漠 |
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今朝保育園へあと一歩というところで、荷物一式家に忘れてきたことに気づいた。珍しくケロが一人で歩く(ところが多かった)のでのんびりと歩いてきたから遅刻決定。仕方なく保育園に「遅れます」と電話をし、ケロを抱いて家に戻る途中、半ば戻ってから「私はいつも予備品を置いてあるからケロだけ置いてきて残りの荷物を届ければよかったんだわ」と思いつくも後の祭り。 二回目はベビーカーで登園。
ベビーカーを保育園に置いて、私は病院へ。前回の血液検査の結果を見せながら説明してくれた。「アミラーゼの数値が上がってるので膵臓で炎症が起こってますねぇ。他の数値が低いのでおたふく風邪に間違いないでしょう。」ということで、膵炎と言われてがーん。酒が飲めなくなるのでは。おっと。「しばらく家で静かにしてて下さい。」「はい、なるべく寝てます。治りますよね?」「治ります。あ、脂っこいもの控えて下さい。白身のお魚とか野菜と果物、ヨーグルトと牛乳もいいですよ。」ということで、また消炎剤と抗生剤をもらって家で安静にしていることに。 帰り道で膵炎の予後はあんまり良くないことなど思い出し(家人が2年前に入院した時に急性膵炎を疑われていて色々調べた)、内科の入院では結局抗生剤と消炎剤を飲んで安静にしてるしかないんだから、家でおとなしくしてても同じだと自分を説得し、もしかしてケロを片道10分づつ抱いて送迎してるのとかも良くないかもとか色々反省。(さすがに熱があった時はベビーカー使ったけど。)入院したりしたら大事だ。部屋の片付けとかペンキ塗りとかはあきらめて寝てよう。
で反省して布団に入って本を読んでいたら家人が帰宅。結果を聞いて心配して早退してきたらしい。「大丈夫なの?」「入院してもやること一緒でしょ。お腹も痛くないし。いやー明らかに期末で貴方のほうが具合悪そうなのに、私だけ怠けてるみたいで肩身が狭かったけど、これで堂々とのらくらできるわ。」と今日だけはケロのお迎えも任せ、ついでにそのまま某身内宅へケロごと遊びに行って私を休ませてくれるというのでほっとした。
んでのらくらして、日記書く前にgoogle君に聞いてみたんだけどね。アミラーゼの数値には膵臓由来と唾液腺由来とあって、耳下腺炎で上昇するのは唾液腺型アミラーゼなんだって。 あれ? 先生、脅し入ってました?私よく見なかったけどあれって膵臓型アミラーゼの数値でした? ということで、いきなり狼少年になった気分。いや安静にしていて間違いないんだが。
ジョン・ヴァーリイ「ブルー・シャンペン」(2005-143) 浅倉久志・他訳 ハヤカワSF文庫(1994年8月)
「へびつかい座ホットライン」は題名だけ前から気になっていたけれど、こちらの本はネットのとある日記で拝見して読んでみたくなったもの。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・ローカス賞・星雲賞などを獲った作品を集めた短編集(というわりに長めの作品が6編)。
「プッシャー」 私は少し大人になりかけた子供の頃にこういうことをよくやっていたので面白かった。 「ブルー・シャンペン」 舞台装置が良かった。話はうん、ありふれたようでありふれない恋の話。 「タンゴ・チャーリーとフォックストロット・ロミオ」 主要人物が女性ばっかりというのと、今読みかけの別の本とあわせていったいどれくらいの**がいるのかしらというシンクロニシティで一票。 「選択の自由」 これはうまいとこついた話だなぁ。今の私の心を抉る部分があるわね。 「ブラックホールとロリポップ」 面白い案ではある。 「PRESS ENTER■」 中でコンピュータについての説明があるあたり、設定を現代が追い越しているが、アメリカ国民はみんな政府の陰謀を信じて暮らしているみたいだな。 中に出てきた「実際にはね、東洋は地球ではいちばん人種差別の激しい土地なのよ。」というのはそうかもしれないとも思う。人種問題による事件や死者数の報道は、報道機関が発達していないと少なくなるし。
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