ワシントン動物園のパンダの赤ちゃんが2度目の検診(ロイター)
* * *
今朝のケロは、朝の支度の間に仕切りの向こうから先生の歌声とみんなの歓声が聞こえてそわそわして、仕切りを開けてもらうといそいそと向こうへ歩いていってしまった。「ケロ行って来るねー」と声をかけて、先生が無理やりこちらを向かせてくれた。先生は嬉しかったみたいだ。母はほんの少し寂しいがやはり嬉しい。
* * *
職場にて、某銀行外交さんと社長が談笑。社長はカード加入を勧められて自分と奥さまの分加入。そして「マネージャー、ちょっと来て」と呼び、「クレジッドカード持ってるか?こういう機会に作っておくといいぞ」。しかしマネージャーは硬い声で「どうしてクレジットカードを作らなくてはいけないんでしょうか」
うひゃー。
それはね、世の中義理と人情で成り立っているからだよ。今社長が付き合いで入ったそのカードが回りまわって君のお給料をひねり出すのに役立っているからだよ。いいからつべこべ言わずに作れっ!お前も営業だろうが。
と私は心の中で叫んだが、社長は「こういう堅い男なんですよ」と外交さんに笑ってその場は終わった。 その後外交さんが帰った後で「カードを持たないという主義は立派だが、1枚くらいは持っていると信用になるぞ」とまた言われていたが、マネージャーは頑なちゃんになっていて聞く耳もたず。私も話を振られて「海外ではVISAかAMEXですね」「自分で作ろうと思って申し込んでも年収とか会社の規模とかによって審査ではねられることもあるので、『作って下さい』と言われたときに作っておいたほうがいいと思いますよー」と援護射撃をしてみたが頑なちゃんの心は閉ざされたままだった。
君ね、この規模の会社で働いているってことは、君の心はサラリーマンでも、自営業とほぼ変わらない信用状態なのよ、この会社の業績が悪かったら君の名前でカードなんか作れなくなるのよ、とか思ったけど、最近は定職についてなくても作れるクレジットカードあるらしいから違うのかもしれないな。
私も23くらいの頃ってこうだったかなー、いやそんなことないなー、自分の頭で考えようとはしていたけど、こういう頑なさはなかった気がするけどなー、どうだろう。 酸いも甘いも噛み分けた大人になりたいとずっと思ってきたから、こんな純粋さを失くした(かもしれない)ことなんて後悔しないわ。
* * *
夕方ケロを迎えに行くと、先生達がえらく恐縮してケロの腕についた歯型を見せてくれた。「あっはっは、やられましたか。大丈夫ですよー。」と軽くいなしてしまったが、気にする人は気にするのかな、いや毎日ついてたら私も気にするかもしれないけど、子どもの頃にいとことけんかして噛み付いて勝った時の勝利の味を覚えている私としてはあまり強くは言えないよ。
保育園を出てからケロに「噛まれちゃったのー」と聞いたら、痛い痛いでなにやら、と宇宙語で何やら語ってくれた。何だかよく分からなかったが彼女なりに訴えたいこともあったようだ。
|